漂流予測(時系列)と発見状況
事故翌日の先月24日の予測では漂流の範囲は、知床半島先端の周辺にとどまっています。
この日、半島先端の周辺では乗客11人が見つかりました。
これが事故から5日後の先月28日の予測では、知床半島の反対の羅臼町側や、国後島の西側や北側の周辺海域に広がります。
この日、羅臼町側の海上では乗客3人が見つかり、この日を最後に行方不明者は見つかっていません。
そして、事故から1週間たった先月30日から今月1日にかけての予測では、一時、国後島と択捉島の間の国後水道を南下した可能性があるとしています。
その後も漂流の範囲は国後島の西側から北側の沿岸に近づいたり離れたりしていて、その後、今月6日に国後島の西側の海岸で女性の遺体が見つかったとロシア側から連絡があり、観光船の乗客の可能性もあると見て確認が進められています。
一方、国後島の西側の漂流の範囲は今月6日以降、北西方向に広がり、分析の範囲となっている北緯45度より北、知床半島の先端から北に少なくとも190キロ以上のオホーツク海に広がっている可能性があるとしています。