【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（20日の動き） - Easy News

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる20日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ツイッター誤あやま情報じょうほうに警告けいこくする仕組しくみ導入どうにゅう

アメリカのソーシャルメディア大手おおて、ツイッターは、ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうに関にかんする誤あやまった情報じょうほうが含ふくまれると見みなした投稿とうこうに警告けいこくを表示ひょうじし、拡散かくさんを減へらす仕組しくみを導入どうにゅうすると発表はっぴょうしました。

警告けいこくには「このツイートはルールに違反いはんし、危機ききに直面ちょくめんする人ひとたちに害がいを与あたえるおそれがある」などと書かかれ、閲覧えつらんボタンを押おさないと内容ないようが見みられないようになります。

また、対象たいしょうの投稿とうこうはリツイートや共有きょうゆうなどをできなくし、誤あやまった情報じょうほうが拡散かくさんするのを減へらす仕組しくみです。

マクドナルドロシア事業じぎょうを現地げんちオーナーに売却ばいきゃく

アメリカのハンバーガーチェーン大手おおて、マクドナルドは19日にち、撤退てったいを決きめたロシアの事業じぎょうをフランチャイズ契約けいやくを結むすぶ現地げんちのオーナーに売却ばいきゃくすることで合意ごういしたと発表はっぴょうしました。

極東きょくとうシベリアで25の店舗てんぽを運営うんえいするアレクサンドル・ゴボル氏しがロシア国内こくないにあるマクドナルドのすべての店舗てんぽを引き継ひきつぎ、新あたらしいブランドで運営うんえいしていくということです。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう “東部とうぶセベロドネツクで12人にん死亡しぼう”

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、19日にち、動画どうがを公開こうかいし、東部とうぶルハンシク州しゅうのセベロドネツクで、ロシア側がわの攻撃こうげきにより12人にんが死亡しぼうし、数すう十じゅう人にんがけがをしたと明あきらかにしました。

さらに、北部ほくぶチェルニヒウ州しゅうの町まちではがれきの撤去てっきょ中ちゅうに攻撃こうげきを受うけ多おおくの死者ししゃが出でたほか、南部なんぶオデーサ州しゅうでも攻撃こうげきが続つづいているとしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「こうした攻撃こうげきは多おおくのウクライナ人じんを殺害さつがいし、多おおくの家いえや施設しせつを破壊はかいしようとする犯罪はんざい的てきな試こころみだ。虐殺ぎゃくさつと見みなされるべきで占領せんりょう者しゃは必かならずや裁さばきを受うけるだろう」と非難ひなんしました。

米べい議会ぎかい上院じょういんウクライナ支援しえんで5兆ちょう円えん余よの追加ついか予算よさん案あん可決かけつ

アメリカ議会ぎかい上院じょういんは19日にち、長期ちょうき化かが懸念けねんされるロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐってウクライナへの支援しえんを強化きょうかするため、およそ400億おくドル、日本にっぽん円えんにして5兆ちょう円えん余あまりの追加ついかの予算よさん案あんを、賛成さんせい86、反対はんたい11の賛成さんせい多数たすうで可決かけつしました。

予算よさん案あんには▽ウクライナへの兵器へいきの供与きょうよや▽ウクライナ政府せいふへの経済けいざい支援しえん、それに▽人道じんどう支援しえんなどが含ふくまれていて、近ちかくバイデン大統領だいとうりょうの署名しょめいを経へて成立せいりつする見通みとおしです。

アメリカ議会ぎかいは、ことし3月つきにもウクライナ支援しえんのため136億おくドルの予算よさん案あんを可決かけつしていて、アメリカの有力ゆうりょく紙しニューヨーク・タイムズは議会ぎかいが承認しょうにんした外国がいこく政府せいふへの支援しえんとしては少すくなくとも過去かこ20年間ねんかんで最大さいだい規模きぼだと伝つたえています。

バイデン大統領だいとうりょうは声明せいめいを発表はっぴょうし「われわれは引き続ひきつづきウクライナや周辺しゅうへん地域ちいきなどに軍事ぐんじや経済けいざい、人道じんどう面めんなどでの支援しえんを届とどけ、戦闘せんとうや交渉こうしょうの場ばでウクライナの立場たちばをより強つよくしていく」としています。

さらに、バイデン政権せいけんは19日にち、ウクライナに対にたいして最大さいだいで1億おくドル、日本にっぽん円えんにして120億おく円えん余あまりの追加ついかの軍事ぐんじ支援しえんを行おこなうと発表はっぴょうしました。

国防こくぼう総省そうしょうによりますと▽りゅう弾だん砲ほうや▽移動いどう式しきレーダーシステムなどを供与きょうよするということです。

首都しゅとキーウ近郊きんこうのイルピンでインフラ再建さいけん進すすむ

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうで激はげしい戦闘せんとうが行おこなわれたウクライナの首都しゅとキーウ近郊きんこうのイルピンではインフラの再建さいけんが急ピッチきゅうぴっちで進すすめられています。

イルピンでは、ロシア軍ぐんの撤退てったいから1か月かげつ半はんほどがたち、砲撃ほうげきなどにより壊こわれたり焼け焦やけこげたりした建物たてものが各地かくちで見みられるなど激はげしい戦闘せんとうの爪痕つめあとが今いまも生々なまなましく残のこっています。

こうした中なか、がれきや割われたガラスなどの撤去てっきょ作業さぎょうや電気でんきの復旧ふっきゅうに向むけた変電へんでん施設しせつの工事こうじなどインフラの再建さいけんが急ピッチきゅうぴっちで行おこなわれています。

近ちかくに住すむ住民じゅうみんは「以前いぜんはここにすべてがあったが廃虚はいきょになってしまった。人々ひとびとが戻もどるためにあらゆる手段しゅだんが講こうじられている」と話はなしていました。

また、ロシアによるキーウへの進軍しんぐんを阻はばむため中央ちゅうおう部ぶが破壊はかいされて渡わたれなくなった橋はしは、当時とうじ、多おおくの人ひとが川かわに架かけた木きの板いたを歩あるいて避難ひなんするなど、戦闘せんとうの象徴しょうちょう的てきな場所ばしょにもなったことから、そのまま遺構いこうとして残のこされることになり、その隣となりに新あたらしい橋はしを架かけるための工事こうじが始はじまりました。

工事こうじの担当たんとう者しゃは「一刻いっこくも早はやく復旧ふっきゅうさせたい。二度にどとこのようなことが起おこらないよう願ねがっている」と話はなしていました。

一方いっぽう、キーウには、避難ひなんしていた多おおくの市民しみんが戻もどり始はじめていて、これまで閑散かんさんとしていた中心ちゅうしん部ぶの公園こうえんでは遊具ゆうぐで遊あそぶ子こどもたちなど多おおくの人ひとの姿すがたが見みられます。

3日にち前まえに、6歳さいの息子むすことともに避難ひなん先さきのウクライナ西部せいぶから戻もどってきたという30歳さいの母親ははおやは「以前いぜんの生活せいかつに戻もどり、仕事しごとにも復帰ふっきしたい。たくさんの人ひとたちと再会さいかいできてうれしい」と話はなしていました。

また、別べつの母親ははおやは「このまま安全あんぜんでいてほしい。ミサイルが頭上ずじょうを飛とばないように、そして子こどもたちが怖こわがらずに遊あそびに出でられるように願ねがっています」と話はなしていました。

アゾフスターリ製鉄せいてつ所しょの兵士へいし妻つま「夫おっとが今いまどこにいるかわからない」

ロシアによるウクライナ侵攻しんこうで激はげしい攻防こうぼうが続つづいてきた、東部とうぶの要衝ようしょうマリウポリのアゾフスターリ製鉄せいてつ所しょで抵抗ていこうを続つづけていた兵士へいしの妻つまが19日にち、NHKのインタビューに応おうじ、「夫おっとが今いまどこにいるかわからないが、無事ぶじに帰かえってくることを願ねがっている」と涙なみだながらに訴うったえました。

マリウポリで暮くらしていたエカテリーナさんの夫おっとは2016年ねんからアゾフ大隊だいたいに入隊にゅうたいし、ことし2月つき、ロシア軍ぐんによる侵攻しんこうが始はじまった直後ちょくごから激はげしい攻防こうぼうが続つづいていたマリウポリ市内しないで抗戦こうせんしてきました。

その後そのご、ウクライナ側がわが拠点きょてんとしていたアゾフスターリ製鉄せいてつ所しょに移うつりましたが、合間あいまを縫ぬって電話でんわなどで連絡れんらくを取り合とりあっていたということです。

しかし、徐々じょじょに通信つうしん状況じょうきょうが悪わるくなり、3月つき5日にちを最後さいごに連絡れんらくが取とれなくなっているということです。

エカテリーナさんは「私わたしたちはそれぞれの夫おっとの所在しょざいを知しろうと内部ないぶにいた人ひとや妻つまどうしで連絡れんらくを取り合とりあっている。しかし、夫おっとが外そとに出でたという情報じょうほうがある一方いっぽうで詳くわしい所在しょざいがわからない人ひとも多おおい」と話はなしています。

エカテリーナさんは、ことし1月つきにマリウポリの産院さんいんで双子ふたごを出産しゅっさんしたあと子こどもが低てい出生しゅっしょう体重たいじゅう児じだったため入院にゅういんを続つづけていましたが、ことし3月つきに産院さんいんがロシア軍ぐんの攻撃こうげきを受うけたため、現在げんざいは国内こくないの避難ひなん先さきで幼おさない子こども3人にんを育そだてているということです。

エカテリーナさんは「夫おっとは製鉄せいてつ所しょにとどまっている時ときも、私わたしたちを心配しんぱいし『もうすぐ戦争せんそうも終おわるよ』と励はげましてくれた。今いまはただ夫おっとが無事ぶじに帰かえってくることを願ねがっている」と涙なみだながらに訴うったえていました。

ベラルーシロシアから短距離たんきょり弾道だんどうミサイルなど購入こうにゅう

ベラルーシの国営こくえい通信つうしんによりますと、ルカシェンコ大統領だいとうりょうは19日にち、ロシアの州しゅう知事ちじと行おこなった会談かいだんの中なかで、核兵器かくへいきを搭載とうさいできる短距離たんきょり弾道だんどうミサイル「イスカンデル」と、最さい新鋭しんえいの地ち対空たいくうミサイルシステム「S400」をロシアから購入こうにゅうしたことを明あきらかにしました。

ルカシェンコ大統領だいとうりょうは「プーチン大統領だいとうりょうと合意ごういして必要ひつような数かずの『イスカンデル』と『S400』を購入こうにゅうし、われわれの軍ぐんに配備はいびされた。われわれはもはやこうした兵器へいきを持もつ全まったく別べつの軍隊ぐんたいになっていて、甚大じんだいな打撃だげきを与あたえることができる」と述のべたということです。

またルカシェンコ大統領だいとうりょうは、ことし中ちゅうに「イスカンデル」をベラルーシ国内こくないでも製造せいぞうしたい考かんがえを示しめし、近ちかくプーチン大統領だいとうりょうと首脳しゅのう会談かいだんを行おこなうとしています。

一方いっぽう、ロシアとしては、ウクライナ情勢じょうせいをめぐりNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうとの対立たいりつが一層いっそう深ふかまる中なかで、同盟どうめい関係かんけいにあるベラルーシに核兵器かくへいきも搭載とうさいできる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルなどの配備はいびを進すすめることで、欧米おうべい側がわを強つよくけん制けんせいするねらいもあるとみられます。

BRICS外相がいしょう会合かいごう開催かいさい中国ちゅうごく欧米おうべい諸国しょこくをけん制けんせい

中国ちゅうごくやロシアなど新興しんこう5か国かこくでつくるBRICSの外相がいしょう会合かいごうが19日にち、オンライン形式けいしきで開ひらかれました。

中国ちゅうごく外務省がいむしょうによりますと、会合かいごうで王おう毅あつし外相がいしょうはウクライナ情勢じょうせいをめぐって「武器ぶきの供与きょうよによってウクライナに平和へいわをもたらすことはできず、制裁せいさいと圧力あつりょくによってヨーロッパの安全あんぜん保障ほしょうのジレンマを解決かいけつすることはできない」と述のべ、欧米おうべい諸国しょこくをけん制けんせいしました。

そのうえで、中国ちゅうごくはロシアとウクライナによる停戦ていせんに向むけた交渉こうしょうの継続けいぞくを支持しじするとともに、NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうやEU＝ヨーロッパ連合れんごうがロシアと全面ぜんめん的てきな対話たいわを行おこなうよう求もとめる考かんがえを示しめしました。

さらに、王おう外相がいしょうは「ウクライナ情勢じょうせいにおいて、BRICS諸国しょこくは引き続ひきつづき独立どくりつ・自主じしゅを堅持けんじし、平和へいわのために声こえをあげ力りょくを尽つくさなければならない」と強調きょうちょうしました。

BRICSのうち、中国ちゅうごくやインドはこれまでロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを直接ちょくせつ非難ひなんすることを避さけています。

一方いっぽう、ロシア外務省がいむしょうは声明せいめいを発表はっぴょうし、ラブロフ外相がいしょうが会合かいごうの中なかでウクライナでの軍事ぐんじ作戦さくせんの進捗しんちょく（しんちょく）状況じょうきょうなどを詳細しょうさいに説明せつめいしたとしています。

米べい国防こくぼう総省そうしょう高官こうかん「かつてのようなロシア軍ぐんの攻撃こうげき見みられない」

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうの高官こうかんは19日にち、ウクライナ東部とうぶの要衝ようしょうマリウポリについて「かつてのようなロシア軍ぐんの攻撃こうげきは見みられない。ロシア軍ぐんはウクライナ軍ぐんによる抵抗ていこうが終おわったと見みているのだろう」と述のべました。

ただ、第だい2の都市としハルキウ周辺しゅうへんではロシア軍ぐんによる空爆くうばくが続つづいているとしています。

一方いっぽうで、そのハルキウ周辺しゅうへんではウクライナ軍ぐんの部隊ぶたいが引き続ひきつづきロシア軍ぐんの部隊ぶたいを押し返おしかえしていると分析ぶんせきしています。

このほか、南部なんぶのヘルソンとミコライウの間まにいるロシア軍ぐんの部隊ぶたいから、ミコライウ方面ほうめんに激はげしい砲撃ほうげきが行おこなわれているということです。

米べいロ軍ぐんトップが電話でんわ会談かいだん軍事ぐんじ侵攻しんこう開始かいし以降いこう初はつ

ロシア国防省こくぼうしょうは19日にち、ロシア軍ぐんのゲラシモフ参謀さんぼう総長そうちょうがアメリカ軍ぐんのミリー統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ議長ぎちょうと電話でんわで会談かいだんしたと発表はっぴょうしました。

両国りょうこくの軍ぐんの制服せいふく組ぐみトップによる電話でんわ会談かいだんは、軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう初はじめてとみられ、ロシア国防省こくぼうしょうによりますと、会談かいだんはアメリカ側がわの提案ていあんで行おこなわれウクライナ情勢じょうせいを含ふくむ双方そうほうの関心かんしん事ごとについて協議きょうぎしたとしています。

一方いっぽう、アメリカ国防こくぼう総省そうしょうによりますと、双方そうほうは安全あんぜん保障ほしょうに関にかんする懸案けんあん事項じこうについて意見いけんを交かわし、引き続ひきつづき連絡れんらく手段しゅだんを維持いじすることで一致いっちしたということです。

両国りょうこくの間までは今月こんげつ13日にちに軍事ぐんじ侵攻しんこう後ご初はじめて、オースティン国防こくぼう長官ちょうかんとショイグ国防こくぼう相しょうが電話でんわで会談かいだんし、アメリカ側がわの発表はっぴょうによりますと、オースティン長官ちょうかんはショイグ国防こくぼう相しょうに対にたいし、ウクライナでの即時そくじ停戦ていせんやアメリカとロシアとの間までの対話たいわの維持いじなどを求もとめていました。

ゲラシモフ参謀さんぼう総長そうちょうをめぐっては先月せんげつ極秘ごくひにウクライナ東部とうぶを訪おとずれたのを確認かくにんしたと、アメリカ国防こくぼう総省そうしょうが明あきらかにしています。

ロシア軍ぐんの苦戦くせんが伝つたえられるウクライナ東部とうぶの戦況せんきょうを挽回ばんかいするために訪問ほうもんしたとも報ほうじられ、ゲラシモフ氏しの動向どうこうも注目ちゅうもくされていました。

ウクライナ外相がいしょう“ロシアに勝利しょうりと見みなすにはクリミア解放かいほうも必要ひつよう”

ウクライナのクレバ外相がいしょうは、オランダのメディアが17日にちに公開こうかいしたインタビューの中なかで、今後こんご、ロシアに勝利しょうりしたと見みなすためには東部とうぶのドンバス地域ちいきなどに加くわえ、2014年ねんにロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうしたクリミアも解放かいほうされる必要ひつようがあるという認識にんしきを示しめしました。

さらに「ロシアによる賠償ばいしょうや、戦争せんそう犯罪はんざいや人道じんどうに対にたいする罪つみを犯おかした者ものの断罪だんざい、ヨーロッパ統合とうごうにおけるウクライナの在り方ありかたをはっきりさせることも、私わたしにとって勝利しょうりの要素ようそに含ふくまれる」と述のべました。

そのうえで「戦争せんそうを終おわらせ占領せんりょうされた土地とちが解放かいほうされるチャンスがあるのなら、私わたしたちはロシアと協議きょうぎする用意よういがある」と述のべました。

トルコエルドアン大統領だいとうりょう“北欧ほくおう2国こくのNATO加盟かめいはノー”

トルコ大統領だいとうりょう府ふは、エルドアン大統領だいとうりょうが首都しゅとアンカラで行おこなわれた若者わかものとの集会しゅうかいで発言はつげんした内容ないようを19日にち、動画どうがで公開こうかいしました。

このなかで、フィンランドとスウェーデンのNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいの動うごきに否定ひてい的てきな立場たちばを示しめしているエルドアン大統領だいとうりょうは、参加さんか者しゃからの質問しつもんに答こたえる形かたちで「この両国りょうこくのNATO加盟かめいはノーということだ」と述のべ、反対はんたいする意向いこうを明確めいかくにしました。

そのうえで、エルドアン大統領だいとうりょうは、ウクライナ情勢じょうせいについて「トルコはバランス外交がいこうを続つづけている。プーチン大統領だいとうりょうだろうとゼレンスキー大統領だいとうりょうだろうと関かかわり続つづけていく。地域ちいきの安定あんていのために協力きょうりょくしていく」と述のべました。

フィンランドとスウェーデンのNATO加盟かめいに反対はんたいする意向いこうを示しめしたのは、停戦ていせん交渉こうしょうの仲介ちゅうかい役やくを務つとめる立場たちばからもロシアを刺激しげきするのは得策とくさくではないという思惑おもわくもあるとみられます。

ウクライナ市民しみん少すくなくとも3811人にん死亡しぼううち255人にんは子こども国連こくれん

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまったことし2月つき24日にちから今月こんげつ18日にちまでに、ウクライナで少すくなくとも3811人にんの市民しみんが死亡しぼうしたと発表はっぴょうしました。

このうち255人にんは子こどもだとしています。

地域ちいき別べつでは

▽東部とうぶのドネツク州しゅうとルハンシク州しゅうで2099人にん、

▽キーウ州しゅうや東部とうぶのハルキウ州しゅうなどそのほかの地域ちいきで1712人にんの死亡しぼうがそれぞれ確認かくにんされているということです。

またけがをした市民しみんは4278人にんに上のぼるとしています。

ただ国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは、東部とうぶのマリウポリなどでの死傷ししょう者しゃについてはまだ確認かくにんが取とれていないなどとして、実際じっさいの死傷ししょう者しゃの数かずはこれを大おおきく上回うわまわるという見方みかたを示しめしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう民族みんぞく衣装いしょうで結束けっそく呼よびかけ

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは19日にち、新あらたな動画どうがを公開こうかいしました。

ウクライナの伝統でんとう的てきな刺ししゅうがあしらわれた現地げんちの民族みんぞく衣装いしょうの日ひに合あわせて、自身じしんも民族みんぞく衣装いしょうを身みにまとい「皆みなさんの健康けんこうを祈いのっています。強つよく、壊こわれず、勇敢ゆうかんで自由じゆうでありますように。ウクライナよ、おめでとう」とロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづく中なかで、国民こくみんに結束けっそくを呼よびかけました。

ウクライナ検察けんさつ当局とうきょく子こどもの死亡しぼう少すくなくとも231人にん（19日にち時点じてん）

ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうで死傷ししょうした子こどもの数かずについて、ウクライナの検察けんさつ当局とうきょくは、19日にちの時点じてんで少すくなくとも231人にんが死亡しぼうし、427人にんがけがをしたと発表はっぴょうしました。

死亡しぼう、またはけがをした子こどもが最もっとも多おおいのは

▽東部とうぶドネツク州しゅうで144人にん、次ついで

▽首都しゅとがあるキーウ州しゅうで116人にん

▽東部とうぶハルキウ州しゅうで100人にん

▽北部ほくぶチェルニヒウ州しゅうで68人にんなどとなっています。

また、爆撃ばくげきや砲撃ほうげきによる被害ひがいを受うけた学校がっこうなどの教育きょういく施設しせつは1828か所かしょにのぼり、このうち171か所かしょは完全かんぜんに破壊はかいされたということです。

ロシア西部せいぶクルスク州しゅう知事ちじ “ウクライナ軍ぐんから砲撃ほうげき 1人にん死亡しぼう”

ウクライナ北東ほくとう部ぶと国境こっきょうを接せっするロシア西部せいぶクルスク州しゅうの知事ちじは19日にち、ウクライナ軍ぐんから砲撃ほうげきを受うけ、州しゅう内ないで1人にんが死亡しぼう、複数ふくすうの人ひとがけがをしたとSNSで発表はっぴょうしました。

砲撃ほうげきを受うけた場所ばしょはウクライナとの国境こっきょうから2キロほど離はなれたところにある工場こうじょうやその周辺しゅうへんで18日にちから砲撃ほうげきは複数ふくすう回かいあったとしています。

これについてウクライナ側がわからの反応はんのうは今いまのところありません。

ウクライナと国境こっきょうを接せっするロシア側がわの州しゅうでは今月こんげつ11日にち、西部せいぶベルゴロド州しゅうの国境こっきょうからおよそ10キロの地点ちてんにある村むらでウクライナ側がわからの砲撃ほうげきで住民じゅうみん1人にんが死亡しぼうしたと地元じもとの州しゅう知事ちじが発表はっぴょうしています。

ロシア側がわの国境こっきょうの州しゅうがウクライナ東部とうぶのハルキウ州しゅうなど東部とうぶへの攻撃こうげきに向むけた拠点きょてんになっているとみられ、欧米おうべいのメディアはウクライナ軍ぐんがロシアからの侵攻しんこうを阻止そしするためロシア側がわへの攻撃こうげきを行おこなっている可能かのう性せいがあると伝つたえています。