ロシア
軍は、ウクライナ
東部のルハンシク
州の
完全掌握をねらい、ウクライナ
側の
拠点の
包囲に
向け
攻勢を
強めていて、
これに対しウクライナ
側は、
欧米からの
軍事支援を
受けて
徹底抗戦する
構えです。
一方、ロシアのプーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と電話で会談する予定で、北欧の2か国のNATO=北大西洋条約機構への加盟や、暗礁に乗り上げている停戦交渉の再開をめぐって、意見を交わすとみられます。
ロシア軍は、東部のドネツク州とルハンシク州の掌握をねらって攻撃を続けていて、特にルハンシク州では、ウクライナ側の最後の拠点とされるセベロドネツクを包囲しようと攻勢を強めています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、動画を公開し、セベロドネツクの状況について、「建物の90%が損傷を受け、住宅の3分の2以上が完全に破壊された」と述べ、大きな被害が出ていることを明らかにしました。
そのうえで、「われわれは、より多くの近代的な兵器を手に入れようとしている。最後にはわれわれが平和を取り戻す」と述べ、欧米からの軍事支援を受けて、徹底抗戦する決意を強調しました。
ロシアのラブロフ外相は、29日に放送されたフランスのテレビ局とのインタビューで、今後の作戦について、「東部のドネツク州とルハンシク州の解放が絶対的な優先事項となる」と述べ、少なくともこの2州の全域を掌握するまで軍事侵攻を続けると主張しました。
こうした中、戦況を分析しているイギリス国防省は30日、「ロシア軍は今回の紛争で、中堅クラス以下の将校に壊滅的な被害が出ている可能性がある。また、ロシア軍の兵士が一部で反乱を起こしているという報告もあり、信頼できる部隊の司令官が不足していることで、兵士の士気や規律のさらなる低下につながる可能性もある」と指摘しました。
プーチン大統領 トルコ大統領と電話会談へ
一方、ロシアのプーチン
大統領は30
日、トルコのエルドアン
大統領と
電話で
会談する
予定です。
プーチン大統領としては、トルコが北欧のフィンランドとスウェーデンのNATOへの加盟に難色を示していることから、会談を通じて、NATO拡大に向けた動きをけん制するねらいがあるとみられます。
これに対しエルドアン大統領は、ゼレンスキー大統領とも電話で会談することにしていて、暗礁に乗り上げている停戦交渉の再開に向けて直接働きかけたい思惑がありそうです。
ゼレンスキー大統領 保安庁のハルキウ州トップを解任
ウクライナのゼレンスキー
大統領は、
東部ハルキウ
州を
訪れ
兵士たちを
激励した29
日に
公開した
ビデオ演説で、
治安機関にあたる
保安庁のハルキウ
州のトップを
解任したことを
明らかにしました。
その理由について、ゼレンスキー大統領は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、保安庁のハルキウ州のトップが「街を守るために働かず、自分のことばかり考えていた」と述べ、今後、さらに詳しく調べる考えを示しました。
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