国連幹部「女性に対する戦争」ガザ地区で母親6000人が死亡か - Easy News

国連こくれん幹部かんぶ「女性じょせいに対にたいする戦争せんそう」ガザ地区ちくで母親ははおや6000人にんが死亡しぼうか

May 17, 2024 09:05

Furigana

世界せかいの女性じょせいや少女しょうじょの権利けんりの向上こうじょうを支援しえんする国連こくれん機関きかんUN Womenの幹部かんぶがNHKの取材しゅざいに応おうじ、イスラエル軍ぐんの攻撃こうげきが続つづくガザ地区ちくでは母親ははおや6000人にんが死亡しぼうしたとみられ、多おおくの子こどもが親おやを亡なくしたとして、「まさに女性じょせいに対にたいする戦争せんそうだ」と訴うったえました。

日本にっぽんを訪おとずれたUN Womenカーシー・マディ事務じむ次長じちょうは16日にち、都内とないでNHKのインタビューに応おうじました。

この中なかでガザ地区ちくでは半年はんとし以上いじょうにわたる戦闘せんとうで18歳さい以上いじょうの女性じょせい1万まん人にん以上いじょうが死亡しぼうし、このうち6000人にんが母親ははおやで、1万まん9000人にんの子こどもが母親ははおやを失うしなったとみられ、「戦争せんそうが子こどもや女性じょせいに壊滅かいめつ的てきな影響えいきょうを与あたえている。ガザでは女性じょせいも子こどもも安全あんぜんではない。まさに女性じょせいに対にたいする戦争せんそうだ」と訴うったえました。

またイスラエル軍ぐんが地上ちじょう作戦さくせんを始はじめた南部なんぶラファの状況じょうきょうについて、70％の女性じょせいがうつ感かんや不安ふあん感かんを感かんじ、妊婦にんぷの多おおくが貧血ひんけつに苦くるしんでいて、産後さんごの母親ははおやの多おおくも母乳ぼにゅうが出でず授乳じゅにゅうできなくなっている、と指摘してきしました。

マディ事務じむ次長じちょうは「非常ひじょうに深刻しんこくな状況じょうきょうで、母体ぼたいや子供こどもの健康けんこうに悪あく影響えいきょうが広ひろがっている。医療いりょうサービスへのアクセスなども難むずかしく、母親ははおやたちが適切てきせつな医療いりょうを受うけられていない」と強つよい危機きき感かんを示しめしました。