最近の暮らしぶりは分かっていませんが、同じアパートに住む30代の男性は「向こうからあいさつをしてくれたり、私の子どもに声をかけたりしてくれていて、ごく普通の人という印象でした。ただ、最近は少し元気がないようにも見えました」と話しています。
関係者によりますと、容疑者は幼い頃、両親とともにアメリカで暮らしていて、帰国してからは福島県郡山市の小中学校に通っていたということです。
小中学校の同級生だった男性は「英語がペラペラでスポーツも万能だったし、明るい性格でクラスの人気者でした。誰かを傷つけたりするようなタイプではないと思っていたので、ニュースを見て何かの間違いかと思いました」と話していました。
今回、事件の現場となったのは茨城県常陸太田市の別荘で、登記簿によりますと、6年前の2016年から容疑者が所有しています。
近くの住民によりますと、これまでもたびたび別荘を訪れていて、5月の大型連休中にも目撃されていました。
住民とはあいさつを交わす程度で、交流はなかったということです。
3日後の今月8日になって、家族から「娘が帰らず、連絡も取れない」と警察署に相談があったということです。 警視庁は事件に巻き込まれた可能性があるとして捜査を開始。 接点があった人物の特定などを進めた結果、三瓶容疑者が今月5日に茨城県常陸太田市の別荘で女性と一緒にいたことが分かり、監禁の疑いで逮捕しました。 また、警視庁が別荘の周辺を捜索したところ18日、1キロ余り離れた林道の脇で遺体が見つかり、この女性と確認されました。 死後、数日がたっていたということです。 捜査関係者によりますと、2人はSNSを通じて知り合い、ことしの2月か3月に初めて会ったとみられています。 今月5日に会った時の状況について、容疑者は調べに対し「前日にSNSで連絡を取り、5日の午前10時ごろ、JR水戸駅で待ち合わせて別荘に移動した」と供述しているということです。 実際、午前10時前にJR水戸駅で2人がSNSでやり取りした記録が残っていたほか、駅のロータリーで女性が車に乗り込む姿が防犯カメラに写っていました。 その後、女性は別荘でおよそ2時間にわたって監禁されたとみられています。 その後の詳しい状況は分かっていませんが、容疑者の車のドライブレコーダーには、遺体が発見された場所に向かう様子が記録されていたということで、警視庁は容疑者が遺体を遺棄したとみて調べています。
捜査関係者などによりますと、現在の職業は分かっていませんが、インターネットの動画サイトに出演した経験があるということです。 被害者を知る70代の女性は「おしゃれでかわいらしく、おとなしい印象の女の子でした。幼い頃から知っているので、事件に巻き込まれたと聞いて悲しいし、うそであってほしいです」と話していました。
事件の経緯
被害者の女性とは