Actualités japonaises: ユダヤ人の住宅や事業所に落書き、反ユダヤ主義が動機か　フランス

ユダヤ人じんの住宅じゅうたくや事業所じぎょうしょに落書らくがき、反はんユダヤ主義しゅぎが動機どうきか　フランス

Jan 9, 2025 16:01

Furigana

フランス首都しゅとパリ周辺しゅうへんのユダヤ人じんの住宅じゅうたくや事業所少じぎょうしょすくなくとも１０軒けんや、北部ほくぶルーアンのシナゴーグ（ユダヤ教きょうの礼拝所れいはいしょ）が落書らくがきの被害ひがいに遭あった。警察けいさつが明あきらかにした。反はんユダヤ主義しゅぎが動機どうきとみられている。

フランスでは１０年前ねんまえ、テロ事件じけんが発生はっせいした。週刊紙しゅうかんし「シャルリー・エブド」の編集部へんしゅうぶが襲撃しゅうげきされ１２人にんが死亡しぼうしたほか、その後発生こうはつせいしたユダヤ食品しょくひんのスーパーマーケットで起おきた事件じけんでは５人にんが死亡しぼうした。

警察けいさつによれば、パリ郊外こうがいのバンセンヌやサンマンデなどの建物たてものが５日いつかから６日むいかにかけて被害ひがいに遭あった。建物たてものの多おおくは１０年前ねんまえに襲撃事件しゅうげきじけんがあったスーパーマーケットの近ちかくだった。ルーアンでは、ユダヤ教きょうのラビ（宗教指導者しゅうきょうしどうしゃ）の自宅じたくやシナゴーグも標的ひょうてきとなり、反はんユダヤ主義しゅぎの文言もんごんやナチスドイツの「かぎ十字じゅうじ」がかかれた。

ルーアンのシナゴーグはこれまでも被害ひがいに遭あっており、昨年さくねん５月がつには放火ほうかの標的ひょうてきとなったほか、昨年さくねん１２月がつのユダヤ教きょうの祭日さいじつ「ハヌカ」のときには落書らくがきされていた。シナゴーグを管理かんりする団体だんたいの幹部かんぶによれば、６日むいかにシナゴーグの壁かべで見みつかった文言もんごんには、ユダヤ人じんをガスで処刑しょけいするよう呼よび掛かけていた。

フランスには欧州最大規模おうしゅうさいだいきぼのユダヤ人じんコミュニティーがあるが、フランス・ユダヤ人団体代表評議会にんだんたいだいひょうひょうぎかい（ＣＲＩＦ）によれば、２０２３年ねんに記録きろくされた反はんユダヤ主義的しゅぎてきな事案じあんの数かずは１年間ねんかんで約やく４倍ばいとなり、１６７６件けんが報告ほうこくされた。