アメリカ・ロサンゼルス
近郊の
山火事は3
日目に
入り、
急速な
拡大の
原因になった
強い風は
収まってきていて、
消火活動が
本格化しています。
消防当局は
被害を
受けた
建物は
数千にのぼるとの
見方を
示し、「ロサンゼルスの
歴史上、
最も破壊的な
自然災害のひとつだ」としています。
アメリカ西部ロサンゼルス近郊のパシフィック・パリセーズで7日に発生した山火事は非常に強い風によって急速に燃え広がりました。
またロサンゼルスの北東の地区やハリウッドの近くなどでも山火事が起きていて、ロサンゼルス周辺の山火事はあわせて5か所のおよそ110平方キロメートルに広がっています。
地元当局は9日の会見でこれまでに少なくとも5人が死亡し、焼失するなどの被害を受けた建物は数千にのぼるとの見方を示した上で、「ロサンゼルスの歴史上最も破壊的な自然災害のひとつだ」と述べました。
警察によりますと、9日現在、およそ38万人の住民に避難の指示や警告が出されているということです。
一方、警察は山火事に関連して、これまでに20人を略奪の疑いで逮捕したと明らかにしました。
山火事の発生から3日目に入り、急速な拡大の原因になった強い風は収まってきていて、現地では航空機なども投入した消火活動が本格化しています。