マレーシアを
訪れている
石破総理大臣は、アンワル
首相と
首脳会談を
行い、
海洋進出を
強める中国も
念頭に、
法の
支配に
基づく自由で
開かれた
国際秩序を
維持・
強化して
いくことを
確認したものとみられます。
石破総理大臣とマレーシアのアンワル首相の首脳会談は、日本時間の午前10時半ごろから始まり、先ほど終わりました。
この中で、石破総理大臣は「去年10月に就任し多国間の会議はいくつか参加したが、2国間で話をするために訪問した1か国目がマレーシアだ。前回訪問した34年前と比べ、その発展ぶりに驚きと感動を覚えている」と述べました。
会談の内容はまだ明らかになっていませんが、両首脳は、海洋進出を強める中国も念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化していくことを確認したものとみられます。
また、日本が主導するアジアの脱炭素化に向けた取り組みや、サプライチェーンの強じん化、それに、災害対策などをめぐる協力を進めていくことで一致したものとみられます。
石破総理大臣としては、国際情勢が不透明感を増す中、ASEANの議長国を務めるマレーシアをはじめとする東南アジアとの関係強化を図り、地域の平和と安定に貢献したい考えです。