ドイツの
自動車大手フォルクスワーゲンは、2024
年の
世界での
販売台数が
前の
年を
下回る902
万台余りとなったと
発表しました。
トヨタ自動車は
去年11
月までの
グループ全体の
販売台数で
これを
上回っていることから、5
年連続の
世界トップと
なる見込みとなりました。
フォルクスワーゲンは14日、グループ全体の去年の世界全体での販売台数が前の年を2.3%下回る902万7400台となったと発表しました。
主力のヨーロッパ市場でほぼ前年並みとなったほか、販売の3割以上を占める中国市場では中国メーカーとの競争の激化に伴い、前の年と比べて9.5%減ったことが主な要因です。
また、EV=電気自動車の需要の減速に伴い、ヨーロッパやアメリカでのEVの販売が減少し、世界全体で74万4800台と前の年を3.4%下回りました。
フォルクスワーゲンは去年12月、コスト削減が必要だとして一部の工場での車の生産終了や3万5000人以上の従業員を削減する方針などを明らかにしています。
一方、トヨタの去年1月から11月までの販売台数はダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で985万台余りとなっていて、フォルクスワーゲンをすでに上回っていることから、5年連続の世界トップとなる見込みとなりました。