経営難に
陥っている
中国の
不動産大手「
碧桂園」は、2023
年の
最終赤字が
日本円で3
兆8000
億円余りにのぼっていたことを
明らかにしました。デフォルト=
債務不履行の
総額は3
兆円を
超えているとしていて、
厳しい経営が
続いています。
中国の不動産大手の碧桂園は2023年、一部の外貨建ての債券が金融の国際的な委員会からデフォルトに陥ったと判断されるなど、経営難に陥っています。
会社は、公表を延期していた2023年1年間の決算を発表し、最終赤字が1784億人民元、日本円で3兆8000億円余りにのぼっていたことを明らかにしました。
また、あわせて発表した2024年1月から6月までの半年間の最終損益も、日本円で2700億円余りの赤字だったとしています。
会社は、デフォルトの総額が2024年6月末の時点で1472億人民元、日本円で3兆1000億円余りにのぼるとしていて、不動産不況の長期化を背景に厳しい経営が続いています。
碧桂園をめぐっては、1月20日に香港の裁判所で清算についての審理が行われる予定になっていますが、会社側は9日、海外債務の再編案について主要な銀行と基本合意したと発表するなど、清算命令回避に向けた動きを進めており、審理の行方が注目されています。