スマートフォンのような画面はなく、AI(人工知能)を使って声や手の動きだけで通話や翻訳などができるということです。
アメリカのIT企業「ヒューメイン」が9日に発表した新しい端末「AiPin」は、AIを日常的に使いやすくすることを目的としています。
端末はクリップ型やマグネット型があり、それぞれのサイズは四方が5センチほどで、服の胸元に着けて使うということです。
ディスプレーがない代わりにプロジェクターからのレーザー光を手のひらに映すことで、指の動きだけで操作することができます。
また、端末を直接触ったり音声で指示したりして、リアルタイムでの翻訳やおすすめの音楽をリクエストすることも可能です。
ヒューメインはマイクロソフトやオープンAIと提携していて、チャットGPTなどを利用できるとみられています。
価格は699ドル、約10万5000円で、16日から注文を受け付けるということです。
共同創業者のイムラン・チャウドリ氏は「AiPinはAIのためにゼロから開発した独立した端末だ」と話しています。