千葉市の
幕張メッセや
アメリカの
同時多発テロ
事件の
現場の
跡地に
建設された
高層ビルなどの
設計を
手がけ、
建築界のノーベル
賞と
言われる「プリツカー
賞」を
受賞した
世界的な
建築家、
槇文彦さんが6
月6
日、
老衰のため
亡くなりました。95
歳でした。
槇さんは1928年東京生まれで、東京大学工学部建築学科を卒業後、アメリカに渡ってハーバード大学大学院を修了し、1965年に日本に帰国して建築事務所を設立しました。
モダニズム建築や洗練された空間の創出が特徴で、千葉市の幕張メッセや東京・渋谷区の代官山ヒルサイドテラス、それに京都国立近代美術館など、多くの公共施設や商業施設の設計を手がけました。
また、海外でもアメリカの同時多発テロ事件が起きた現場の跡地に建設された「4ワールド・トレード・センター」の設計を手がけるなど活躍しました。
東京大学で教授を務め、海外でも講演を行うなど、長年、後進の育成にも力を入れました。
槇さんは、1993年に建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞したほか、2013年には文化功労者にも選ばれています。
槇さんの事務所によりますと、槇さんは、自宅で療養中でしたが6月6日、老衰のため亡くなったということです。
95歳でした。