イスラエル北部ほくぶ レバノンから多数たすうのロケット弾だん 紛争ふんそう拡大かくだい懸念けねん

イスラエル北部ほくぶでは13日にち、隣国りんごくレバノンから多数たすうのロケット弾だんや無人むじん機きが撃ち込うちこまれ、防空ぼうくうシステムによって大半たいはんが迎撃げいげきされたものの、一部いちぶが着弾ちゃくだんし、イスラエルの救急きゅうきゅう当局とうきょくはこれまでに2人にんがけがをしたとしています。

この攻撃こうげきについて、レバノンに拠点きょてんを置おくイスラム教いすらむきょうシーア派は組織そしきヒズボラが自みずからの攻撃こうげきだとする声明せいめいを出だしていて、中東ちゅうとうの衛星えいせいテレビ局てれびきょくアルジャジーラはヒズボラが30機きの無人むじん機きと150発はつのロケット弾だんを発射はっしゃしたと伝つたえています。

ヒズボラは前日ぜんじつにも、200発はつ以上いじょうのロケット弾だんを発射はっしゃしていて、イスラエル北部ほくぶへの攻撃こうげきを強つよめています。

これに対にたいしてイスラエルのネタニヤフ首相しゅしょうは、ヒズボラへの軍事ぐんじ作戦さくせんを強化きょうかする構かまえを見みせていて、イスラエル軍ぐんは連日れんじつ、ヒズボラの拠点きょてんへの空爆くうばくを続つづけています。

イランの支援しえんを受うけ強力きょうりょくな軍事ぐんじ力りょくを持もつヒズボラとイスラエルの戦闘せんとうが激化げきかしていることを受うけてアメリカも危機きき感かんを示しめしていて、オースティン国防こくぼう長官ちょうかんが今週こんしゅう、イスラエルのガラント国防こくぼう相しょうと電話でんわで会談かいだんし、自制じせいを促うながしたということです。

ガザ地区ちくでのイスラエルとイスラム組織そしきハマスとの間まの停戦ていせんに向むけた交渉こうしょうに進展しんてんが見みられない中なか、紛争ふんそうのさらなる拡大かくだいが懸念けねんされています。

アメリカ中央ちゅうおう軍ぐん “フーシ派はが貨物かもつ船せんを攻撃こうげき 1人にん大だいけが”

アメリカ中央ちゅうおう軍ぐんは13日にち、イランが支援しえんするイエメンの反はん政府せいふ勢力せいりょくフーシ派はが巡航じゅんこうミサイル2発はつをアデン湾わんに向むけて発射はっしゃし、航行こうこうしていた貨物かもつ船せんを攻撃こうげきしたと発表はっぴょうしました。

この攻撃こうげきにより、貨物かもつ船せんから火ひが出でて、船員せんいん1人にんが大だいけがをしたということです。

アメリカ中央ちゅうおう軍ぐんは「フーシ派はによるこうした無謀むぼうな行動こうどうは地域ちいきの安定あんていを脅おびやかし、紅海こうかいとアデン湾わん全域ぜんいきで船員せんいんの生命せいめいを危険きけんにさらしている」と非難ひなんしました。

一方いっぽう、フーシ派はの報道ほうどう官かんは13日にち、SNSに投稿とうこうし「船舶せんぱくへの攻撃こうげきを成功せいこうさせ、炎上えんじょうさせた。パレスチナの人々ひとびとと連帯れんたいし、イエメンを守まもるため、今後こんごも作戦さくせんを拡大かくだいさせていく」として今後こんごも同様どうようの攻撃こうげきを行おこなうと強調きょうちょうしました。