警察庁によると、去年、3568人が山で遭難して、けがをしたり亡くなったりしました。前の年より62人増えて、今まででいちばん多くなりました。亡くなった人と、山に入ったままどこに行ったかわからなくなった人は全部で335人で、前の年より8人多くなりました。外国人も145人が遭難して、今まででいちばん多くなりました。
遭難した人の中で半分ぐらいが60歳以上で、いちばん多いのは70代の人でした。富士山や高尾山など、観光するのに有名な山で多くの人が遭難しました。
遭難する人は新型コロナウイルスの問題がある間は少なくなっていましたが、また増えてきています。これから山に登るのにいい季節になります。警察庁は、自分の力に合った計画を立てて、必要な物をしっかり準備してほしいと言っています。