前線の
影響で、
沖縄県を
中心に
大気の
状態が
非常に
不安定になっていて、
沖縄本島地方では
およそ110
ミリの
猛烈な
雨が
降ったとみられます。
沖縄県と
鹿児島県の
奄美地方では、
大気の
不安定な
状態が
続く見込みで、
気象庁は
土砂災害や
低い土地の
浸水、
川の
増水に
厳重に
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、前線に流れ込む湿った空気の影響で、沖縄県と鹿児島県の奄美地方では、大気の状態が非常に不安定になっていて、雨雲が発達しています。
いずれもレーダーによる解析で沖縄県の豊見城市付近と糸満市付近では、午前10時半までの1時間に、南風原町付近と八重瀬町東風平付近では、午前10時40分までの1時間にそれぞれおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
その後も沖縄県には発達した雨雲がかかり、午前11時までの1時間には、那覇市で55ミリの非常に激しい雨が降りました。
また、沖縄本島地方では今週前半から断続的に激しい雨が降り続いていて、今月10日の降り始めから14日午前11時までに降った雨の量は
▽南城市で413ミリ
▽那覇市で411.5ミリにのぼっています。
これまでに降った雨で沖縄県と鹿児島県の奄美地方では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
沖縄県と鹿児島県の奄美地方では、このあとも大気の不安定な状態が続き、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
15日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽鹿児島県の奄美地方で120ミリ
▽沖縄県で100ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。
一方、本州付近は広い範囲で高気圧に覆われ晴れて気温が上がっていて、午前11時半までの最高気温は
▽鳥取市で33.9度
▽大阪市で32度ちょうど
▽東京の都心で30.7度などとなっています。
午後はさらに気温が上がる見込みで最高気温は
▽京都市で35度
▽鳥取市や岐阜市、福島市、前橋市で34度と予想されています。
こまめに水分を補給するなど熱中症対策を進めてください。