この博覧会は、北京市政府の主催で開かれ、夏休みシーズンを前に中国の国内外の自治体や企業が参加し、日本からも16の自治体がブースを設けています。
ここでは、観光地などを紹介したパンフレットが配布され、山形県のブースでは、生産が盛んなけん玉が展示されて訪れた人たちが手にとっていました。
また、会場のステージでは、沖縄各地の風景を紹介するビデオを背景に、三線の演奏と歌が披露され、沖縄の魅力をPRしていました。
15日は、北京に駐在する金杉憲治大使も会場を訪れ、「互いの国の姿をみずからの目でみて理解することが何よりも重要です。さまざまな体験を通じて日本への理解を深めてください」とあいさつしました。
海外から日本への旅行者数は急速に回復していますが、日本政府観光局によりますと、かつては最も多かった中国からの旅行者はことし4月も53万人余りで、新型コロナ前の2019年の同じ月と比べて70%余りにとどまっています。
訪れた大学院生の女性は「日本のアニメを見て育ったので日本に行ってみたいです。奈良でシカに餌をやる体験をしたいです」と話していました。