ニューヨーク州は一時、感染者と死者の数が全米で最悪となりましたが、23日の発表では、州内で18歳以上の71.2%が新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種し、検査による陽性率は7日間の平均で0.4%まで減少したということです。
こうしたことからクオモ知事は、去年3月に宣言した非常事態について24日に終えると発表しました。
ニューヨーク州はすでに先週、商業施設でマスクを着用することや隣の人と距離をとることなど、ほぼすべての制限を解除していて、経済活動の再開の動きも加速しています。
ただ、アメリカでもインドで確認された変異ウイルスの感染者が急激に増加していて、クオモ知事も「ウイルスがなくなったわけではない」と述べ、若い世代を中心にワクチンの接種をさらに進めていく考えを示しました。