19代目のトップになったゴローは推定16歳のオスで、群れでは面倒見がいい人気者で、ほかの群れと争いが起きると先頭で戦う頼もしい一面もあるということです。
およそ640匹がいるB群は、メスザルの「ヤケイ」がオスザルを次々とけんかで倒し、おととし7月からメスザルとしては初めてトップに立っていました。
しかし、最近のヤケイはゴローが近づいてくると避けたり、餌を譲ったりする行動が見られることから、動物園ではゴローをトップに認定したということです。
ただ、この2匹、かつて恋仲でもあった関係で、今でも互いに毛づくろいをするということです。
訪れた人の1人は「ゴローは貫禄があってとてもかっこいいので立派なリーダーになると思います」と話していました。
高崎山自然動物園でガイドを務める木本智さんは「高崎山を代表するイケメンザルとしてゴローの今後の活躍に期待するとともに今後のヤケイとゴローとの関係にも注目したい」と話していました。