日本で3日から流通が始まった新紙幣。その原産は予想外の場所でした。明るい黄色の花をつける紙の原料ミツマタは、ネパールのヒマラヤ山脈のふもとの山岳地帯で生産されています。
新紙幣は日本人の財布に収まる前に、陸と海を何千キロも旅して数カ月かけ、日本にたどり着いていました。
富裕国日本への現金の材料の提供は、世界最貧級の国ネパールで、農村に新たな収入源をもたらす可能性を秘めています。
製紙会社「かんぽう」の松原正社長は、ネパールが日本経済に貢献してくれたことに感謝すると述べ、ネパールがなければ日本は機能しないと語りました。