うなぎは将来いなくなる心配があります。国の研究所はうなぎを卵から育てる養殖の研究をしています。普通の養殖は、海や川でうなぎの子どもをとって育てます。14年前には、卵から育てたうなぎを親にして、その卵から生まれた子どもを育てることに、世界で初めて成功しました。今も、安くたくさん養殖する方法を研究しています。
水産庁で研究の報告会がありました。卵から育てたうなぎの子どもを見せたり、うなぎ料理を食べたりしました。農林水産省の大臣は「普通の養殖のうなぎと同じ味で、おいしいです」と話していました。
水産庁によると、うなぎを卵から育てると、普通の養殖の3倍ぐらいお金がかかります。研究している人は「少しでも早く、みんなが安く食べることができるようにしたいです」と話しています。