今月、
長野県飯山市でクマに
襲われたとみられる
男性が
死亡したことを
受けて、
県は30
日から
県内各地のクマが
目撃されている
地域で
緊急点検を
始めました。
緊急点検は、今月14日に飯山市でクマに襲われたとみられる80歳の男性が死亡したことを受けて、30日から県内各地で始まりました。
このうち飯山市では、県や市などの担当者合わせて8人が、今月に入ってクマの目撃情報が寄せられた山のふもとなどを点検しました。
その結果、住宅から100メートルほど離れた柿の木に、クマの爪痕や柿を食べたあとが残っていたほか、木の近くでクマの足跡も見つかりました。
点検を行った県のクマ対策員の後藤光章さんは「人里に近い柿の木にもクマの爪痕が多く見られた。山の食べ物が少ない年には再び出没する可能性があるのでこうした木は1本でも減らす必要がある」と話していました。
緊急点検は、来月14日にかけて県内全域で行われる予定で、県は点検結果をもとにクマ被害の防止対策を検討することにしています。