川崎市立の
小中学校の
給食に
豚肉を
提供していた
神奈川県内の
食品加工会社が、
国産より
安い外国産の
豚肉を「
国産」と
偽って
混入させていたことが
市の
調査でわかりました。
会社は、10
年以上前から
偽装を
続けていたと
説明していて、
市は
警察にも
相談して
詳しい状況を
調べています。
川崎市教育委員会によりますと、先月学校給食の定期検査で、神奈川県内の食品加工会社が納入した食材の豚肉を調べたところ、外国産である可能性の高いことがわかりました。
市教委が会社側に聞き取ったところ外国産の豚肉を「国産」と偽り混入させていたことを認め「利益率を計算して安い外国産の豚肉を混ぜた。10年以上前から続けていた」などと説明したということです。
市教委は、食材の調達を依頼する川崎市学校給食会のホームページで、豚肉を含む主要食材は国産として産地を公表していました。
川崎市内には114の小学校と52の中学校があり、偽装が10年以上前から続けられていた場合、すべての小中学校に豚肉が提供された可能性があるとして詳しい状況を調べています。
また神奈川県警も市から相談を受け捜査を進めています。
川崎市教育委員会は「学校給食の信頼を裏切る行為で大変遺憾です。児童生徒、保護者にご心配をおかけし、おわびします」としています。