現地時間の3日夜に南部の都市クスコに入った佳子さまは、4日午後、列車で3時間半ほどの距離にあるマチュピチュ遺跡に到着されました。
標高およそ2400メートルの山の上に広がり「空中都市」と呼ばれる遺跡を2時間にわたって視察し、全景が見渡せる高台に立つと、「すごく壮大な景色で、写真では拝見したことがあったのですけれども、この場に立って見てみるとおーっという感じがすごくします」と感想を述べられました。
また、大きな石を隙間なく組み合わせて造られた神殿の跡などもご覧になりました。
このあと佳子さまは、ふもとのマチュピチュ村の役場を訪問し、村長の歓迎のあいさつを受けられました。
マチュピチュ村では、現在の福島県大玉村で生まれ大正6年(1917年)に集団移住でペルーに渡った野内与吉さんが、数々の功績から集落の最高責任者に任命され、村に昇格した1948年に初代村長に就任するなどして発展に力を尽くしました。
役場内に飾られた野内さんの写真を見た佳子さまは、こうした縁で2015年に友好都市協定を結んだ大玉村とマチュピチュ村について、「さまざまな分野で交流や協力関係が続いていきましたら、本当にうれしく思います」と話されていました。