59年ぶりに関西のチームどうしの対戦となった、ことしの日本シリーズ。ここまでの対戦成績は3勝3敗で、5日夜の第7戦で勝ったチームが日本一となります。
兵庫県尼崎市にある「尼崎中央三丁目商店街」は、多くの阪神ファンが集まることで知られ、阪神の日本一を祈願する垂れ幕が飾られています。
商店街にあるパズル店では、「店長の勇み足!!」と銘打って、ひと足先に記念のセールが行われ、38年ぶりの日本一にかけて、子ども用のパズルが38円で売られていました。
店主の津吉耕三さんは「この値段で用意するのは大変ですが、みんなで盛り上げてもらえたらいいと思います。きょうこそは勝ってほしい」と話していました。
商店街を訪れた65歳の女性は「本当はきのう勝って優勝セールに来たかったです。きょうはなんとか勝ってほしいです。応援しています」と話していました。
一方、オリックスの本拠地、京セラドーム大阪近くにある大阪 西区の商店街「ナインモール九条」はオリックスを応援していて、「めざせ!日本一!」と書かれた横断幕が掲げられています。
喫茶店を営む安田和志さんは「きょうは先発の宮城投手が、がっちりとやってくれると思うので、2連覇間違いないと思います。ファンの皆さんと一緒に店でテレビを見て応援したいと思います」と話していました。
オリックスファンで、福井から家族3人でこの商店街を訪れた53歳の男性は「球場のチケットは手に入らなかったので、このまま帰って自宅のテレビの前で選手の応援歌を歌いながら応援しようと思います」と話し、家族全員で「頑張れオリックス!日本一!」と声を上げていました。
日本シリーズの第7戦は5日夜6時半から、京セラドーム大阪で行われ、阪神が勝てば38年ぶり2回目、オリックスが勝てば2年連続の日本一が決まります。