国会で、子どもの親権についての法律を変えることが決まりました。親権は、子どものために世話や教育をしたり、財産を管理したりする権利と義務です。
今の法律では、離婚したあとに父と母のどちらか1人が親権を持ちます。新しい法律では、父と母の両方が親権を持つこともできます。
父と母が話し合って、1人が親権を持つか、2人が親権を持つか決めます。話し合いで決まらない場合は家庭裁判所が決めます。DVや子どもを虐待していることがわかった場合は、1人が親権を持ちます。新しい制度は、2026年までに始まる予定です。
新しい制度が始まると、DVや虐待が続くと心配する人がいます。DVや虐待を証明することが難しいためです。
このため国は問題が起こらないように、ガイドラインを作ると言っています。