日本には、ニホンオオカミという動物が100年ぐらい前までいたと言われています。
中学校2年生の小森日菜子さんは4年前、小学生のときに博物館が持っている動物のはく製を見て、ニホンオオカミに似ていると思いました。博物館は長い間、このはく製は別の動物だと考えていました。
小森さんは専門家と一緒に調べました。そして今年、100年以上前に上野動物園にいたニホンオオカミの可能性が高いと発表しました。
東京の上野にある国立科学博物館は、このはく製を今月21日からみんなに見せています。6月16日までの特別展で見ることができます。
小森さんは「大勢の人にニホンオオカミを知ってもらうことができるので、うれしいです。かわいいので、見に来てください」と話しています。