石川県の珠洲市と輪島市、能登町は、能登半島地震のあとに亡くなった30人を、「災害関連死」と認めました。災害関連死は、避難をしている間などに具合が悪くなって亡くなることです。
60歳ぐらいの男性は、避難所で専門の医療を受けることができなくて、前からある病気が悪くなって亡くなりました。70歳ぐらいの女性は、足をけがして歩くことが難しくなって、エコノミークラス症候群で亡くなりました。90歳ぐらいの女性は、避難所で新型コロナウイルスがうつって、亡くなりました。
能登半島地震で亡くなった人は、災害関連死の人も入れて、260人になりました。
石川県には、災害関連死の可能性がある人がほかにもいます。市や町は、これからも専門家と話し合って、災害関連死と認めるかどうか決めます。