サンフランシスコを拠点とするScale AI(スケールAI)の共同創業者のアレグザンダー・ワンは、2021年に25歳で、フォーブスの長者番付にデビューし、世界で最も若い、自力で10億ドルの富を築いた起業家となった。しかし、その後の1年間でスケールAIの評価額が急落したため、彼はビリオネアの地位を失っていた。そして今、27歳になったワンは、再びその地位を取り戻した。
スケールAIは米国時間5月21日、138億ドル(約2兆2000億円)の評価額で10億ドル(約1570億円)を調達したと発表した。フォーブスは、この取引により同社の14%を所有するワンの保有資産が20億ドル(約3140億円)に達したと推定している。彼の資産は、2022年5月にスケールAIが73億ドル(約1兆1000億円)の評価額で調達を行った際の約2倍に上昇した。
当時から2歳年を取ったとはいえ、ワンは依然として世界で最も若いセルフメイド(自力で富を築いた)ビリオネアだ。ワンは、彼の次に若いセルフメイドのビリオネアである、DoorDash(ドアダッシュ)共同創業者のスタンリー・タン(31歳)よりも4歳若い。