中東オマーンの首都マスカットで、総工費13億ドル(約2000億円)の広大なウォーターフロント開発が計画されています。設計を手掛けるのは、世界的に有名な建築設計事務所ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)です。
総面積330万平方メートルのアル・クワイア・マスカット・ダウンタウン・アンド・ウォーターフロント開発には、居住地区、マリーナ、文化地区、多くの運河沿い遊歩道、政府庁舎地区などが含まれます。2024年末に着工予定で、完成すれば6万人以上が居住する見込みです。
ZHAの副所長で建築家のパオロ・ジリ氏はCNNに対し、オマーンの住宅・都市計画省に提出した模型を仕上げるのに約1年を費やしたと語りました。
ZHAは、日陰や受動冷却を提供して歩行を奨励するとともに、サイクリングの安全性を高めるインフラを導入するとしています。