夏場なつば所しょ優勝ゆうしょうの大だいの里さと「さらに上うえへ駆かけ上あがりたい」一夜いちや明あけ会見かいけん

大だいの里さとは今こん場所ばしょ、立ち合たちあいでの力強ちからづよい当あたりと、右みぎを差さしてからの一気いっきに前まえに攻せめる相撲すもうで12勝しょう3敗はいの成績せいせきを収おさめ、初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

初はつ土俵どひょうから7場所ばしょ目めでの優勝ゆうしょうは、幕下まくした付け出つけだしでデビューした力士りきしとしては最もっとも早はやい記録きろくとなりました。

一夜いちや明あけた27日にち、大だいの里さとは茨城いばらき県けん阿見あみ町まちにある二に所しょノ関せき部屋へやで会見かいけんし、「賜杯しはいを抱だいた瞬間しゅんかんに優勝ゆうしょうしたんだなと実感じっかんがわいてきた。優勝ゆうしょうの様子ようすはテレビで見みたり、間近まぢかで見みてきたりしたが、こんなに忙いそがしいんだなとびっくりしている」と喜よろこびを語かたりました。

そして、ことし1月つきに能登のと半島はんとう地震じしんで大おおきな被害ひがいを受うけた地元じもと、石川いしかわ県けんに向むけては「皆みなさんにいい報告ほうこくができて本当ほんとうにうれしい。いい姿すがたを見みせられてよかった」と話はなしました。

また、初日しょにちに横綱よこづな 照あきらノ富士ふじに勝かった一番いちばんについては「初はつ場所ばしょで対戦たいせんしていたので、土俵どひょうに立たったときの横綱よこづなの大おおきさや空気くうき感かんが分わかっていた。前回ぜんかいは萎縮いしゅくしたところがあったので今回こんかい勝かつことができていいスタートができた」と振り返ふりかえりました。

師匠ししょうで元もと横綱よこづな 稀まれ勢ぜいの里さとの二に所しょノ関せき親方おやかたからはねぎらわれた一方いっぽうで「3敗はいでの優勝ゆうしょうは優勝ゆうしょうではない」とも言いわれたということで「13勝しょう2敗はい、14勝しょう1敗はい、全勝ぜんしょう優勝ゆうしょうができるようにレベルアップしたい」とさらなる成長せいちょうを誓ちかっていました。

そして、「もちろん優勝ゆうしょうはうれしいが、まだ上うえに番付ばんづけがあるし最終さいしゅう的てきな目標もくひょうはここではないと思おもっているのでさらに上うえへ上うえへと駆かけ上あがりたい」と今後こんごへの抱負ほうふも力強ちからづよく語かたりました。