東京都中央区の晴海の新しいマンションは、2021年の東京オリンピックとパラリンピックで選手が泊まった建物です。東京都が、家族などが住むことができるように直して売りました。
しかしNHKが調べると、家族などではなくて会社が買って、投資に使っている部屋があることがわかりました。2690の部屋の中で約20%の491を、ほかの人に貸したり売ったりしていました。
部屋の値段は、買ったときの1.5倍から2倍ぐらいになっていました。1億950万円で買った部屋を、2億3800万円で売った人もいました。
このマンションに住むための抽選に申し込んで、当たらなかった夫婦は「オリンピックの遺産を、投資に使ってほしくないです。住みたいと思う人が買うことができるように、都がしっかり考えてほしかったです」と話しています。