愛知県は、
新型コロナウイルスへの
感染が
確認されたと11
日に
発表した28
人のうち、
死亡した
1人を
含む合わせて24
人が
実際には
感染していなかったことが
分かったと12
日夜に
発表しました。
愛知県は
県の
衛生研究所で
実施した
新型コロナウイルスのPCR
検査の
結果として、28
人の
感染が
確認されたと11
日に
発表しました。
しかし、県によりますと、県内の保健所の1つから「検査を依頼した検体がすべて陽性になったのはおかしいのではないか」と指摘があり、12日に改めて検査した結果、実際には感染していたのは4人だけで、残る24人は感染していなかったことが分かったということです。
24人のうち1人は新型コロナウイルスによる肺炎で死亡したと発表していましたが、この死因も誤りだったということです。
原因について愛知県は、検査で遺伝子を抽出する際、陽性の人の検体が飛散し、ほかの検体を汚染したことが考えられるとしています。
この結果、12日までに愛知県内で死亡した感染者は24人、感染が確認された人は延べ327人となります。
また、今回の誤りにより、実際には感染していなかった6人が医療機関に入院し、このうち1人はおよそ2時間、感染者と同じ部屋に入ったということです。
愛知県健康医務部の宮澤祐子部長は「検査を受けた方や県民の皆様に深くおわび申し上げます」と謝罪しました。