発達した
低気圧の
影響で、
太平洋の
沿岸部を
中心に
雨や
風が
強まっています。14
日にかけて
西日本から
東北で
大荒れの
天気と
なる見込みで、
暴風や
高波に
警戒するとともに
大雨に
十分な
注意が
必要です。
気象庁によりますと、
発達した
低気圧の
影響で、
西日本や
東日本の
広い範囲で
大気の
状態が
不安定になって
雨が
降っています。
13日午前10時までの1時間には、
▽伊豆諸島の三宅島で49ミリ、
▽伊豆大島で37.5ミリの激しい雨を観測しました。
また、三重県尾鷲市では午前2時46分までの1時間に106ミリの雨が降り、12日から13日朝にかけての24時間の降水量は305.5ミリと、平年の4月1か月分を超える大雨となりました。
太平洋側を中心に風も強まっていて、
▽水戸市で午前9時40分ごろに28.1メートル、
▽静岡県の熱海市網代で午前8時半ごろに27.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
低気圧の発達に伴い、
▽西日本ではき13日、
▽東日本と東北では14日にかけて、沿岸部を中心に非常に強い風が吹く、大荒れの天気となる見込みです。
14日にかけて予想される最大風速は、
▽東海と中国地方、四国、九州で25メートル、
▽東北と北陸で23メートル、
▽関東甲信と伊豆諸島、近畿、奄美地方で20メートルで、
最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達し、海上は波の高さが6メートル以上の大しけとなるところがある見通しです。
大気の不安定な状態も続く見込みで、西日本と東日本、東北では13日夜にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨や1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
14日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東北と中国地方で120ミリ、
▽関東甲信と東海、近畿で100ミリと予想されています。
気象庁は、暴風や高波に警戒するとともに、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水のほか、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。