気象庁によりますと、震源地は台湾付近で、震源の深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュードは6.6と推定されています。
この地震で、日本では震度1以上の揺れは観測されませんでした。
台湾 花蓮県で震度5弱の揺れを観測
台湾では23日未明、東部の花蓮県付近を震源とするマグニチュード6クラスの地震が相次ぎ、花蓮市内ではホテルなどの建物が傾きました。これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
台湾の中央気象署の観測によりますと、現地時間の23日午前2時半ごろ、日本時間の午前3時半ごろ、東部の花蓮県付近を震源とするマグニチュード6.3の地震がありました。
この地震で、花蓮県で震度5弱の揺れを観測したほか、台北で震度3など台湾の広い範囲で揺れが観測されました。
この地震の6分前にも、近い場所を震源とするマグニチュード6.0の地震があり、花蓮県で震度5弱の揺れを観測しました。
台湾の消防当局によりますと、これらの地震のあと、花蓮市内にあるホテルなどの建物2棟が傾いているのが確認されました。
これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
台湾で今月3日に起きた、花蓮県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震では、花蓮県で17人が死亡し、依然として2人と連絡がとれないほか、台湾各地であわせて1100人あまりがけがをしました。
その後も花蓮県付近で地震が相次いでいて、中央気象署によりますと、23日までに観測された体に感じる地震は1000回を超えています。