「共同親権」導入の改正案反対する団体が廃案求める集会 - Easy News

離婚りこんしたあとも父ちちと母ははの双方そうほうが子こどもの親権しんけんを持もつ「共同きょうどう親権しんけん」の導入どうにゅうを柱はしらとした民法みんぽうなどの改正かいせい案あんについて、反対はんたいする団体だんたいは23日にち、廃案はいあんを求もとめる集会しゅうかいを開ひらきました。

民法みんぽうなどの改正かいせい案あんは、離婚りこん後ごに父ちちと母ははのどちらか一方いっぽうが子こどもの親権しんけんを持もつ今いまの「単独たんどく親権しんけん」に加くわえ、父ちちと母ははの双方そうほうに親権しんけんを認みとめる「共同きょうどう親権しんけん」を導入どうにゅうするなどとしていて、今月こんげつ16日にちに衆議しゅうぎ院いんを通過つうかし、参議院さんぎいんで審議しんぎが行おこなわれています。

こうした中なか、「共同きょうどう親権しんけん」の導入どうにゅうに反対はんたいする団体だんたいが23日にち、都内とないで集会しゅうかいを開ひらきました。

夫おっとからDV被害ひがいを受うけて離婚りこんしたという女性じょせいは、改正かいせい案あんで「子こどもへの虐待ぎゃくたいやDVのおそれがある場合ばあい、家庭かてい裁判所さいばんしょが判断はんだんして単独たんどく親権しんけんにしなければならない」とされていることについて、「家庭かてい内ないの被害ひがいの状況じょうきょうは外そとから見みえにくい。子こどもなどへの不ふ利益りえきにつながるおそれがある」などとして廃案はいあんを訴うったえました。

また、共同きょうどう親権しんけんのもとでも、片方かたほうの親おやだけで子こどもに関にかんする判断はんだんができるとされている「急迫きゅうはくの事情じじょうがある時とき」について、どのような状況じょうきょうか明確めいかくでないという声こえも上あがっていました。

「共同きょうどう親権しんけん」の導入どうにゅうをめぐっては、賛成さんせいする人ひとから、離婚りこん後ごも両親りょうしんが子こどもの養育よういくに責任せきにんを持もつことができるという意見いけんや、離婚りこん前まえに配偶はいぐう者しゃに無断むだんで子こどもを連れ去つれさられるといった事案じあんを一定いってい程度ていど抑おさえられるなどとする意見いけんも出でています。

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