立憲りっけん民主みんしゅ党とうなど野党やとう側がわは企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの禁止きんしなどが盛り込もりこまれておらず不ふ十分じゅうぶんだと批判ひはんし、それぞれの案あんの実現じつげんを迫せまる方針ほうしんです。

派閥はばつの政治せいじ資金しきんパーティーをめぐる問題もんだいを受うけて、自民党じみんとうは政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうの改正かいせいに向むけた独自どくじの案あんをまとめました。

議員ぎいんの責任せきにんを強化きょうかするため、収支しゅうし報告ほうこく書しょの「確認かくにん書しょ」の作成さくせいを本人ほんにんに義務ぎむづけた上うえで、会計かいけい責任せきにん者しゃが虚偽きょぎの記載きさいなどで処罰しょばつされた場合ばあい、内容ないようを確たしかめずに「確認かくにん書しょ」を作成さくせいしていれば、議員ぎいんの公民こうみん権けんを停止ていしすることを柱はしらとしています。

案あんのとりまとめにあたった党とうの作業さぎょうチームの座長ざちょうを務つとめる鈴木すずき馨かおる祐ゆう氏しは「議員ぎいんが『知しらない、秘書ひしょがやった』という言い訳いいわけはできなくなる。『連座れんざ制せい』と言いわれるものには近ちかいと思おもう」と述のべました。

議員ぎいんの責任せきにん強化きょうかをめぐっては、公明党こうめいとうや野党やとうの各党かくとうがいわゆる「連座れんざ制せい」の導入どうにゅうなどを主張しゅちょうしていて、今後こんご、与野党よやとうによる協議きょうぎで議員ぎいんに罰則ばっそくを科かす具体ぐたい的てきな要件ようけんなどが検討けんとうされる見通みとおしです。

一方いっぽう、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの泉いずみ代表だいひょうは「これだけ大おおきな不祥事ふしょうじを起おこしながら、自民党じみんとうは改革かいかく案あんを小ちいさく出だしている。『裏金うらがね問題もんだい』が免責めんせきされるものではなく、まったく国民こくみんの期待きたいに応こたえる内容ないようではない」と述のべました。

野党やとう側がわは自民党じみんとうの案あんには企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの禁止きんしなどが盛り込もりこまれておらず、不十分ふじゅうぶんだと批判ひはんしていて、24日にちの参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいの集中しゅうちゅう審議しんぎなどで、それぞれの案あんの実現じつげんを迫せまるとともに、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんの責任せきにんを引き続ひきつづき追及ついきゅうする方針ほうしんです。