4か月ぶりに営業を再開したのは、石川県珠洲市三崎町寺家にある展望台です。
珠洲岬から見える日本海の開けた眺めを楽しめる観光スポットとして人気でしたが、地震の影響でことし1月以降、営業を休止していました。
展望台の運営会社は、ボランティアや工事で珠洲市を訪れる人たちにも奥能登の美しい景色を見てほしいと、大型連休に合わせ、併設された売店なども含めて27日から営業を再開し、28日も多くの人が訪れ、写真を撮るなどして景色を楽しんでいました。
運営会社によりますと、展望台は地震の被害はほとんどありませんでしたが、地震の影響で周辺の海底が隆起したことで、海面から突き出た岩が、1メートル50センチほど高くなっているところもあるということです。
能登町に地震の被害調査で訪れているという男性は「たまたま休みだったので来ました。こういうきれいな景色を見るといい気分転換になります」と話していました。
運営会社の社長の刀禰秀一さんは「たくさんの人がボランティアなどで珠洲市に来てくれていて、本当に感謝しかないです。ぜひ、きれいな景色もあるということを知って、帰ってほしいです」と話していました。