東京 新宿区で25
歳の
女性が
殺害された
事件で、
容疑者がおととし、つきまとい
行為をしたとして
警告を
受けた
当日に、
自宅近くの
警察署を
訪れ「
金を
返してもらうために
会いに
行ったのにストーカー
扱いされる」と
話していたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警視庁は、こうした
不満を
長期間募らせていた
疑いが
あるとみて
調べています。
8日、新宿区西新宿にあるタワーマンションの敷地内で、このマンションに住む平澤俊乃さん(25)がナイフで刺されて死亡し、警視庁は川崎市の職業不詳、和久井学容疑者(51)を逮捕し、殺人の疑いで捜査しています。
これまでの調べで、容疑者は平澤さんが以前、経営していたガールズバーの客で、「経営を応援するために出した1000万円以上を返してもらうつもりだった」と供述していることが分かっています。
さらに容疑者はおととし、つきまとい行為をしたとして、警視庁が書面で警告を行った当日に、川崎市内の警察署を訪れ、「平澤さんに渡した多額の金を返してもらうために会いに行ったのにストーカー扱いされる」などと話していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
対応した警察官は、金の貸し借りの問題は弁護士に相談するよう勧めたとしていますが、容疑者はその後もつきまとい行為を繰り返したとして5日後にストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたということです。
警視庁はこうした不満を長期間募らせていた疑いがあるとみていきさつを調べています。