米国の大手医療法人アセンションは9日、サイバー攻撃を受けてシステム障害が発生し、系列の複数の病院から救急車を迂回(うかい)させていることを明らかにしました。
アセンションは米19州で140の病院と40の老人介護施設を運営している非営利法人。サイバー攻撃のために電子カルテや電話システムのほか、検査や処置、医薬品の注文などに使っているシステムでも障害が起きていると発表し、当面の間は「ダウンタイム手順」を使用すると説明しました。
医療機関は一般的に、コンピューターがダウンしている間は書類などのバックアップ手段を使って患者の診療を継続します。