アップル、「折おりたたみ式しきiPhone」を2026年後半ねんこうはんに量産開始りょうさんかいしか

ニュースサイト9to5Macが報ほうじたアナリストのJeff Pu（ジェフ・プー）のレポートによると、アップルは、折おりたたみ式しきiPhoneの量産りょうさんを2026年後半ねんこうはんに開始かいしする見通みとおしという。彼かれは、アップルに折おりたたみ技術ぎじゅつを供給きょうきゅうするサプライチェーンの情報じょうほうから、この予測よそくを立たてたとしている。

アップルによる折おりたたみ式端末しきたんまつの革命かくめいは、MacBookとiPadのハイブリッドな的位置てきいちづけのデバイスから始はじまるとプーは予想よそうしている。この端末たんまつは20.3インチのディスプレイを搭載とうさいし、スタンドアローンのタブレットとして使用可能しようかのうで、折おりたたむと13インチのMacBookに似にたノートパソコンになるという。ブルームバーグのマーク・ガーマンも2月がつにアップルが「デュアルスクリーンの折おりたたみ式しきのMacBookとiPadのハイブリッドを模索もさくしている」と伝つたえていた。

アップルはiPadOSとmacOSをより緊密きんみつに連携れんけいさせ、開発者かいはつしゃの負担ふたんを増ふやすことなく、どちらのプラットフォームでもソフトウェアを実行じっこうできるようにする取とり組くみを続つづけている。これら2つのOSは2025年後半ねんこうはんまでに、さらに2回かいの改良かいりょうを経へて、タブレットとノートPCを組くみ合あわせたシステムが、両者りょうしゃのモードで快適かいてきに連携れんけいするようになる可能性かのうせいがある。

アップルは、この大型おおがたハードウェアの開発かいはつプロセスで得えられた知見ちけんやソフトウェアを、折おりたたみ式しきiPhoneに投入とうにゅうしようとしている。プーが主張しゅちょうする2026年後半ねんこうはんという量産開始りょうさんかいしのタイミングは、iPhone 18シリーズの発売はつばいと重かさなることになる。

伝統的でんとうてきに、アップルは競合きょうごうよりも遅おくれて新あらたなテクノロジーを導入どうにゅうしてきたが、折おりたたみ端末市場たんまつしじょうにおいてもディスプレイなどの初期段階しょきだんかいの土台作どだいづくりを他ほかのメーカに任まかせてきた。サムスンがGalaxy Foldを発売はつばいしたのは2019年ねんだったため、プーの予想よそうが正ただしいとすれば、アップルは、そこから約やく7年遅ねんおくれてこの市場しじょうに乗のり込こむことになる。

アップルのハイブリッド端末たんまつとそれに続つづく折おりたたみ式しきのiPhoneの開発かいはつは、かなりの急きゅうピッチで進すすめられることになりそうだ。これらの端末たんまつに必要ひつような高度こうどなスクリーンの大量製造たいりょうせいぞうの兆候ちょうこうも、間まもなくサプライチェーンから確認かくにんできるかもしれない。