古江選手は自身、海外メジャー大会初優勝。日本選手としても男女を通じて5人目の快挙でした。どのようなことばで振り返るのか注目されます。
古江彩佳 逆転で海外メジャー初優勝
古江選手は最終ラウンドを首位と1打差から出て、14番から立て続けに難しいパットを決めて3連続バーディーとすると、最終18番のパーファイブはイーグルで締めくくり、この日、スコアを6つ伸ばして通算19アンダーで海外メジャー大会初優勝を果たしました。
古江選手は初優勝を決めたあと「ありえないぐらいうれしい」と笑顔で話していました。
◇古江彩佳(ふるえ・あやか)選手
古江彩佳選手は兵庫県出身の24歳。有力選手がそろう2000年度生まれの「プラチナ世代」と呼ばれる選手の1人です。両親の影響で3歳でゴルフを始め、アマチュア時代にはJGA=日本ゴルフ協会のナショナルチームのメンバーとして豊富な国際経験を積みました。
身長1メートル53センチと小柄ながら、正確なショットとパットによる堅実なプレースタイルが持ち味で、国内ツアーでは2019年に史上7人目のアマチュア優勝を果たすと、プロ転向後も6勝を挙げています。
2021年、フランスで行われた海外メジャー大会で4位に入り、その年のアメリカツアーの最終予選会で出場権を獲得すると、翌年から本格的に参戦して7月に初優勝を果たしました。その後もアメリカツアーで安定した成績を残し続け、出場を目指したパリオリンピックの代表選考レースをリードしましたが、最終盤でかわされ出場権を逃していました。