コロナ自宅じたく療養りょうよう者しゃ 全国ぜんこくで142万まん人にん超ちょう 1人にん暮くらしの患者かんじゃにリスクも

東京とうきょう都とによりますと、今回こんかいの「第だい7波は」と同様どうように、感染かんせんが急きゅう拡大かくだいした去年きょねん夏なつの「第だい5波は」で自宅じたく療養りょうようした人ひとの数かずは最もっとも多おおかった日ひで2万まん6409人にんに上のぼりました。

同おなじ8月つきに自宅じたくで容体ようだいが急変きゅうへんするなどして亡なくなった人ひとは44人にんで、このうち少すくなくとも10人にんが1人にん暮くらしだったとみられるということです。

亡なくなった人ひとの多おおくは、ワクチンを接種せっしゅしていなかった人ひとや、持病じびょうがあった人ひとで、年齢ねんれいは30歳さいから50歳さい代だいの若わかい世代せだいが半数はんすう以上いじょうに上のぼります。

中なかには救急きゅうきゅう車しゃを呼よんだ形跡けいせきがない状態じょうたいで死亡しぼうしていた人ひとも多おおかったということです。

東京とうきょう都とによりますと、今回こんかいの「第だい7波は」では、都内とないの自宅じたくで療養りょうようしていた人ひとのうち死亡しぼうした人ひとの数かずは先月せんげつは13人にん、今月こんげつは23日にちまでで28人にんで、合あわせて41人にんだということです。

ステーションでは体調たいちょうの変化へんかなどの個別こべつの相談そうだんをSNSも活用かつようして受け付うけつけていて、今月こんげつ14日にちの朝あさには、新宿しんじゅく区くの40代だいの女性じょせいから「発熱はつねつした」「悪寒おかんで動うごけない」などと訪問ほうもん看護かんご師しのもとにLINEで連絡れんらくがありました。

看護かんご師しは、解熱剤げねつざいの服用ふくようや発熱はつねつ外来がいらいの受診じゅしんを勧すすめましたが、女性じょせいは次第しだいにせきや吐き気はきけの症状しょうじょうのほか息苦いきぐるしさも訴うったえるようになったため救急きゅうきゅう車しゃを呼よんで入院にゅういんしたということです。

女性じょせいには糖尿とうにょう病びょうなどの基礎きそ疾患しっかんがあり、入院にゅういんした時ときには酸素さんそ飽和ほうわ度どが急激きゅうげきに低下ていかしていましたが、はじめに救急きゅうきゅう車しゃを呼よばなかった理由りゆうについて「今いまの状況じょうきょうで熱ねつが出でたぐらいで救急きゅうきゅう車しゃを呼よんでは悪わるいなと思おもいためらいました。それでも急激きゅうげきに容体ようだいが悪わるくなっていたので、遠隔えんかくで訪問ほうもん看護かんご師しがサポートしてくれたのはありがたかったです」と話はなしていました。

そのうえで、1人にんで自宅じたく療養りょうようする際さいの注意ちゅうい点てんとして「高熱こうねつが3～4日にち引ひかない、息苦いきぐるしさが出でるなど、症状しょうじょうが長引ながびいたり、新あらたな症状しょうじょうが出でたりしたときは重症じゅうしょう化かする兆候ちょうこうの可能かのう性せいがあり、急速きゅうそくに悪化あっかした際さいにはためらわずに救急きゅうきゅう車しゃを呼よぶことを心こころがけてほしい」と呼よびかけています。