Báo tiếng Nhật: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（12日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（12日にちの動うごき）

Sep 12, 2022 13:09

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる12日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ウクライナ東部とうぶで大だい規模きぼ停電ていでん火力かりょく発電はつでん所しょなどロシア軍ぐん攻撃こうげきか

ウクライナ政府せいふによりますと東部とうぶハルキウ州しゅうでは11日にち、火力かりょく発電はつでん所しょや水道すいどう施設しせつなどがロシア軍ぐんによるミサイル攻撃こうげきを受うけハルキウ州しゅうやドネツク州しゅうを中心ちゅうしんに大だい規模きぼな停電ていでんが起おきました。

地元じもとハルキウの市長しちょうは「皮肉ひにくな報復ほうふくだ」と述のべ、東部とうぶでウクライナ軍ぐんが領土りょうどを奪還だっかんしていることへの報復ほうふくだという見方みかたを示しめしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうはSNSに「ロシアのテロリストたちは重要じゅうようなインフラを攻撃こうげきした。軍事ぐんじ施設しせつを標的ひょうてきとするのでなく人々ひとびとから光ひかりと熱ねつを奪うばうことを目的もくてきとしている」と投稿とうこうし、ロシア側がわを非難ひなんしました。

仏ふつマクロン大統領だいとうりょうプーチン大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだん意見いけんは平行へいこう線せん

フランスのマクロン大統領だいとうりょうとロシアのプーチン大統領だいとうりょうは11日にち、電話でんわ会談かいだんを行おこない、ウクライナ南東なんとう部ぶのザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょの安全あんぜん確保かくほに向むけて意見いけんを交かわしたものの、平行へいこう線せんをたどったままでした。

フランス大統領だいとうりょう府ふによりますと、電話でんわ会談かいだんでマクロン大統領だいとうりょうは、ロシア軍ぐんが占拠せんきょしていることで原発げんぱつが危険きけんにさらされているとしたうえで、ロシア軍ぐんが原発げんぱつから重火器じゅうかきなどを撤去てっきょし、IAEA＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんの勧告かんこくに従したがうようプーチン大統領だいとうりょうに求もとめたということです。

これに対にたいしてロシア大統領だいとうりょう府ふによりますと、プーチン大統領だいとうりょうは「放射ほうしゃ性せい廃棄はいき物ぶつの貯蔵ちょぞう施設しせつなどに対にたいするウクライナ側がわの攻撃こうげきが破滅はめつ的てきな結果けっかをもたらすおそれがある」と述のべ、原因げんいんはウクライナ側がわの攻撃こうげきにあると主張しゅちょうしました。

そして、IAEAが加くわわった協議きょうぎについて受け入うけいれる姿勢しせいを示しめしました。

フランス大統領だいとうりょう府ふは、マクロン大統領だいとうりょうがウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうやIAEAのグロッシ事務じむ局長きょくちょうと協議きょうぎを継続けいぞくし、原発げんぱつの安全あんぜん確保かくほに向むけた合意ごういが成立せいりつするよう、数すう日にち中ちゅうに再ふたたびプーチン大統領だいとうりょうと会談かいだんする予定よていだとしていますが、先行さきゆきは不透明ふとうめいです。

ウクライナ軍事ぐんじ専門せんもん家か「領土りょうど奪還だっかんにはさらなる兵器へいき支援しえん必要ひつよう」

ウクライナ軍ぐんが東部とうぶハルキウ州しゅうなどで進すすめる反転はんてん攻勢こうせいについて、ウクライナの軍事ぐんじ専門せんもん家かは「ロシア軍ぐんが再ふたたび部隊ぶたいを増強ぞうきょうするのを防ふせぐことになる」と評価ひょうかした一方いっぽうで、領土りょうど奪還だっかんのためにはさらなる兵器へいきの支援しえんが必要ひつようだという考かんがえを示しめしました。

ウクライナの元もと国防こくぼう次官じかんで軍事ぐんじ専門せんもん家かのイーホル・カバネンコ氏しは、NHKのインタビューに応おうじ、東部とうぶハルキウ州しゅうなどでのウクライナ軍ぐんの反転はんてん攻勢こうせいについて、「大おおきな成功せいこうを収おさめている」としたうえで、「ウクライナ軍ぐんは、幹線かんせん道路どうろなどロシア側がわの補給ほきゅうルートを支配しはい下かに置おき、ロシア軍ぐんが再ふたたび部隊ぶたいを増強ぞうきょうするのを防ふせぐことになる」と評価ひょうかしました。

その一方いっぽうで、ロシア側がわからの領土りょうどの奪還だっかんについては、「領土りょうどの解放かいほうにはさらなる軍事ぐんじ行動こうどうが必要ひつようで、ひとつひとつ進すすめていく戦略せんりゃくになると思おもう」と述のべ、長期ちょうき化かを見据みすえた戦たたかいが必要ひつようだという認識にんしきを示しめしました。

そのうえでカバネンコ氏しは「領土りょうどを解放かいほうしていくうえで戦闘せんとうがさらに激化げきかすることが予想よそうされる」として、ウクライナ軍ぐんが所有しょゆうしていない、射程しゃていが300キロから500キロの兵器へいきがあれば、ロシア軍ぐんに対にたいする抑止よくし力りょくになるとして、欧米おうべい各国かっこくからのさらなる兵器へいきの支援しえんが必要ひつようだという考かんがえを示しめしました。

IAEA事務じむ局長きょくちょう電源でんげん供給きょうきゅう復旧ふっきゅうを歓迎かんげい

外部がいぶ電源でんげんが失うしなわれ、安全あんぜん性せいが懸念けねんされていたロシア軍ぐんが占拠せんきょするウクライナのザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょへの電力でんりょく供給きょうきゅうが復旧ふっきゅうしたことを受うけ、IAEA＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんのグロッシ事務じむ局長きょくちょうは、11日にち「非常ひじょうに重要じゅうような外部がいぶからの電力でんりょく供給きょうきゅうを回復かいふくできた」と歓迎かんげいしました。

一方いっぽうで、「砲撃ほうげきが続つづくかぎり危険きけんな状況じょうきょうは変かわらない」として、改あらためて原発げんぱつや周辺しゅうへんでの砲撃ほうげきに懸念けねんを示しめしました。

IAEAによりますと、復旧ふっきゅうしたのはザポリージャ原発げんぱつへ電力でんりょくを供給きょうきゅうする予備よびの送電そうでん線せんです。

原発げんぱつでは、今月こんげつ5日にち、砲撃ほうげきによる火災かさいの影響えいきょうで外部がいぶ電源でんげんが喪失そうしつしたのを受うけ、6基きある原子げんし炉ろのうち唯一ゆいいつ稼働かどうしていた6号機ごうきが出力しゅつりょくを下さげた状態じょうたいで運転うんてんを続つづけ冷却れいきゃくなどに必要ひつような電力でんりょくを供給きょうきゅうしていました。

IAEAは、6号機ごうきのこの運用うんようはタービンやポンプなど原発げんぱつの重要じゅうような設備せつびの損傷そんしょうにつながるおそれがあり、持続じぞく可能かのうな対策たいさくではなかったと指摘してきしています。

外部がいぶ電力でんりょくの復旧ふっきゅうを受うけ、ウクライナ側がわは11日にち早朝そうちょうに6号機ごうきを停止ていしし、30時間じかんほどかけて核かく燃料ねんりょうを安定あんていして管理かんりできる冷温れいおん停止ていしの状態じょうたいにしようとしているということです。

原発げんぱつでは、残のこりの5基きはすでに冷温れいおん停止ていししているということです。

ウクライナ軍ぐん司令しれい官かん「3000平方キロメートルへいほうきろめ-とる以上いじょうの領土りょうど解放かいほう」

ウクライナ軍ぐんのザルジニー総そう司令しれい官かんは11日にち、SNSにメッセージを投稿とうこうし「ウクライナ軍ぐんは占領せんりょうされた領土りょうどを解放かいほうし続つづけている。9月つきはじめから、3000平方キロメートルへいほうきろめ-とる以上いじょうの領土りょうどを解放かいほうした」と明あきらかにしました。

また、「ハルキウ州しゅうでは南みなみや東ひがしだけではなく、北きたに向むけても軍ぐんを進すすめ始はじめた。ロシアとの国境こっきょうまではあと50キロだ」と述のべ、ウクライナ軍ぐんの反転はんてん攻勢こうせいが続つづいていることを強調きょうちょうしています。