車くるまにひかれ男性だんせい死亡しぼう 3台だいの車くるまの運転うんてん手しゅひき逃ひきにげなどの疑うたがいで逮捕たいほ

事故じこが起おきたのは10日にち未明みめいのことでした。

龍ケ崎りゅうがさき市し小通幸谷ことおりこうや町まちの県道けんどうで軽けい乗用車じょうようしゃの運転うんてん手しゅから「人ひとをひいてしまった」と通報つうほうがありました。

現場げんばには近ちかくに住すむ会社かいしゃ員いんの28歳さいの男性だんせいが倒たおれていて搬送はんそう先さきの病院びょういんで死亡しぼうしました。

運転うんてん手しゅは「路上ろじょうに何なにかがあることに気付きづいてスピードを落おとしたが、間に合まにあわずに乗り上のりあげた。自分じぶんの前まえにもひいた車くるまがあるかもしれない」と話はなしたということです。

警察けいさつがこの話はなしをもとに捜査そうさを進すすめた結果けっか、この前まえに、3台だいの車くるまが男性だんせいをひいて現場げんばを立ち去たちさっていた疑うたがいがあることがわかり、それぞれの車くるまを運転うんてんしていた3人にんを逮捕たいほしました。

このうち1人にんは「動揺どうようして逃にげてしまった」などと容疑ようぎを認みとめているということです。

残のこる2人にんは「何なにかにあたったと認識にんしきしているが人ひとだとは思おもわなかった」とか「人ひとと衝突しょうとつはしていない」などと話はなし容疑ようぎを否認ひにんしているということです。

これまでの調しらべによりますと3台だいの車くるまは数すう分間ふんかんの間まに男性だんせいをひいたとみられ、いずれも現場げんばからの通報つうほうはなかったということです。

また、3台だいは車くるまの底そこの部分ぶぶんに事故じこの痕跡こんせきが多おおく見みられた一方いっぽうでボンネットなどに大おおきな傷きずは見みつかっておらず、警察けいさつは事故じこの詳くわしい経緯けいいを調しらべることにしています。

現場げんばに訪おとずれた、亡なくなった男性だんせいの同僚どうりょうだという千葉ちば県けんの30代だいの男性だんせいは、涙なみだを流ながしながら、手てを合あわせていました。

男性だんせいは、取材しゅざいに対にたいして「上うえからも下したからも慕したわれている気きが利きく優やさしく優秀ゆうしゅうな社員しゃいんで、まだ亡なくなったことが受け入うけいれられない。何なにかにぶつかったと思おもったら一度いちど止とまって確認かくにんするべきで、何なんですぐに助たすけなかったのか悔くやしいです」と声こえを震ふるわせながら話はなしていました。