国連のグテーレス
事務総長は
来週から
始まる国連総会の
首脳演説について「
希望を
与え、
分断を
克服するものでなければならない」と
述べ、ウクライナ
情勢をめぐって
国際社会の
対立と
分断が
深まる中、
対話を通じて事態の
打開に
向けて
協力するよう
加盟国に
呼びかけました。
第77期の国連総会は13日に開幕し、来週20日からは各国の首脳や外相らによる演説が行われる予定です。
これを前に国連のグテーレス事務総長が14日、ニューヨークの国連本部で記者会見し「今回の国連総会は大きな危機の時期に開催されている。地政学的な分断は冷戦期以降、最も大きくなっている」と述べウクライナ情勢をめぐって国際社会の対立と分断が深まっている現状に強い危機感を示しました。
さらに、グテーレス事務総長はウクライナ情勢を背景に世界的に食料価格が高騰して貧困層が影響を受けるなど、国際社会は多くの課題に十分対応できていないと指摘しました。
そのうえで来週から始まる首脳演説について「希望を与え、分断を克服するものでなければならない。その希望は対話と議論を通じてのみもたらされる」と強調し、事態の打開に向けて協力するよう加盟国に呼びかけました。
ゼレンスキー大統領の車が事故 大きなけがなし 現地メディア
ウクライナメディア
などは15
日、ゼレンスキー
大統領の
報道官のフェイスブックを
引用する
形でゼレンスキー
大統領が
乗った
車が
首都キーウで、
別の
車と
衝突したと
伝えました。ゼレンスキー
大統領は
医師の
診察を
受けましたが、
大きなけがはないとしています。
事故の具体的な状況については明らかにしていませんが「すべての状況は調査中だ」としています。
ゼレンスキー大統領は14日、東部ハルキウ州の重要拠点イジュームを訪れ、国旗を掲揚するなどしてロシア軍から奪還したことを強調したほか、ハルキウ市内で会議に参加していて、キーウに戻った際に事故に遭ったものとみられます。
ゼレンスキー大統領は15日、自身のSNSに新たな動画を投稿しましたが事故については触れていません。
ウクライナ東部 水利施設にミサイル攻撃 インフラへの攻撃相次ぐ
ウクライナ
大統領府のティモシェンコ
副長官は14
日、SNSへの
投稿で
東部ドニプロペトロウシク
州、クリビーリフの
水利施設がロシア
軍によるミサイル
攻撃を
受けたと
明らかにしました。
攻撃を受けたところから水が漏れて、付近の川の水位が上がったということで投稿には勢いよく流れる川を撮影した動画も掲載されています。また、地元の当局者は、付近の一部の地区で、一時水道が使えなくなったとしています。
この攻撃についてゼレンスキー大統領は「街を水没させようという試みだ。占領者は混乱を引き起こし、人々から明かりや暖房、水、食料を奪うことしかできない」と非難する声明を出しました。
ウクライナでは11日にも東部ハルキウ州で火力発電所や水道施設が攻撃を受けるなど、インフラへの攻撃が相次いでいます。
プーチン大統領 国連事務総長と電話会談
ロシアのプーチン
大統領は14
日、
国連のグテーレス
事務総長と
電話で
会談しました。
これは
国連のグテーレス
事務総長が14
日の
記者会見で
明らかにしたものです。
電話会談ではロシア産の食料や肥料の輸出について協議し、グテーレス事務総長は、世界的な肥料の価格高騰に懸念を示したうえで「食料不足につながるリスクがある。ロシアの肥料の輸出を阻む障害を取り除くことは現時点で絶対に必要だ」と述べ世界の食料危機を回避するためロシア産の肥料の輸出再開が必要だという考えを改めて強調しました。
一方、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領はウクライナにあるザポリージャ原子力発電所の安全確保に向けて、IAEA=国際原子力機関と協力しながら適切な措置をとっていると強調したということです。
ゼレンスキー大統領 東部の重要拠点訪れ国旗掲揚 奪還を強調
ウクライナのゼレンスキー
大統領は14
日、
東部ハルキウ
州の
重要拠点、イジュームを
訪れ、
国旗を
掲揚する
などしてロシア
軍から
奪還したことを
強調しました。
ゼレンスキー大統領は集まった兵士たちを前に演説し「亡くなったものたちの記憶に1分間の黙とうをささげよう。彼らはわれわれの土地を解放し、命をささげた真の英雄だ」と述べ、ロシア軍との戦闘で犠牲になった兵士たちを追悼しました。
このあと、ゼレンスキー大統領が「ウクライナに栄光あれ」と呼びかけ、国旗の掲揚と国歌の斉唱が行われました。
14日に現地で撮影された映像では、集合住宅や学校が攻撃によって大きく壊れたり焼け焦げたりしているほか、建物の壁には無数の銃弾のあとが残されていて至るところで激しい戦闘があったことがわかります。
ゼレンスキー大統領は「この景色はとても衝撃的だが、同じ景色を最初に奪還したブチャで見た。これはわれわれの歴史であり、ロシアの歴史でもある。彼らがやったのだ」と、ロシア側を強く非難したうえで、ほかの地域の奪還に向けて、攻勢を続ける姿勢を強調しました。
ウクライナ側の反転攻勢についてロシアでは
ウクライナ
側の
反転攻勢についてロシアの
国営メディアは
ほとんど伝えていませんが、12
日に
放送された
国営テレビの
政治討論番組では、
出演した
著名な
映画監督が「
今回の
敗北は
認めざるをえない。
そうしないとさらに
深刻な
敗北を
味わうことに
なる」と
述べました。
こうした指摘に対して、プーチン大統領に忠誠心を示す武闘派の側近で、ウクライナ侵攻ではチェチェンの戦闘員を率いるカディロフ氏が14日、SNSで動画を公開し「作戦に懐疑的な解説者たちを安心させてやろう。われわれはどこへも引き下がらない」などと批判したうえで、軍事侵攻への支持を呼びかけました。
一方、ロシアの議会では国民を動員すべきだという意見も出る中、政権与党の幹部で下院のボロジン議長は14日、「これは軍事作戦だ。重要なのは国家の安全だ」と述べ、ウクライナ情勢は非公開の場で話し合うよう議員に求める場面も見られました。
軍事専門家 “ウクライナ 進軍速度は遅くなる”
ウクライナの
軍事専門家、ムシエンコ
氏は14
日、
首都キーウでNHKの
インタビューに
応じ、ウクライナ
軍の
東部での
反転攻勢について「ロシア
軍が
東部ドン
バス地域を
掌握する
機会を
失わせる
成果をあげた」と
指摘しました。
また、今後について、ウクライナ軍はさらに東に進むとする一方で「東に進めばロシア軍はロシアから後方支援を受けられやすくなる。ウクライナ軍の反転攻勢のスピードは遅くなるだろう」と述べ、ウクライナ軍が先週以降見せているような速度で部隊を進めていくのは難しくなるとの見方を示しました。
一方、ロシアの次の出方については「ハルキウ州での敗退の後、ロシア軍の主な目的は部隊をとどめて冬まで持ちこたえることだろう。冬がくればエネルギー問題でウクライナや欧米を脅し圧力をかけられると考えている」と述べ、ロシアは戦闘を長期化させることで、欧米の「支援疲れ」が起きることをねらっているという見方を示しました。
歴史学者・磯田道史 「歴史は韻をふむ」!?
歴史学者の磯田道史さん。さまざまな危機に直面する時代にあって、現代の日本や世界に必要な歴史の英知を示し続けています。「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」と言う磯田さん。歴史番組「英雄たちの選択」の司会を共に担当した渡邊佐和子アナウンサーが、歴史学者に至る原点やそのことばをひもときました。
Source: NHK
May 4, 2024 08:05
山梨 同僚女性の遺体遺棄した疑い “動かなくなり遺棄”と供述
山梨県身延町の河川敷に同僚の女性の遺体を遺棄したとして逮捕された35歳の団体職員が「殴っているうちに動かなくなり遺棄した」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。女性は、この職員につきまとわれているなどと勤務先に相談していたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
Source: NHK
May 3, 2024 15:05
障害者雇用 広がる代行事業 やりがいや成長は?報酬は?課題も
障害者の雇用率が先月引き上げられる中、企業に代わって障害者に働く場を提供する事業が拡大しています。障害者の働く場の確保につながる一方で、障害者の成長や自立につながっていないケースがあると指摘されていることから、厚生労働省は企業に対し雇用率の達成だけを目的とした安易な利用を行わないよう指導しています。
Source: NHK
May 1, 2024 20:05
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