アメリカの
大手ベビー
用品メーカーが
販売し
日本でも
流通するベビーベッドで、
乳幼児の
死亡事故が
多発していたことが
分かり、メーカーは
およそ470
万台をリコールし、
直ちに使用をやめるよう
呼びかけています。
これは
アメリカの
大手ベビー
用品メーカーの「フィッシャープライス」が
販売する「ロックン・プレイ・スリーパー」という
製品で、
日本でもインターネット
通販などで
流通しています。
この製品についてアメリカの消費者製品安全委員会は12日、乳幼児が寝返りを打って死亡する事故が起きていると明らかにし、死亡者数は2009年の販売開始以降、これまでに30人を超えているということです。
このベッドはゆりかご状の布製の寝台が、スタンドで支えられてゆらゆら揺れる構造になっていて、メーカーでは使用の際には乳児をベルトで固定し、使用できる時期は「寝返りを打つようになる前まで」としています。
しかし、死亡したケースではベルトで固定せずに寝かせていたために、乳幼児が寝返りを打っていたということで、消費者団体は死因は窒息死などだったと指摘しています。
これを受けてメーカーは12日、声明で「安全性を最優先に考えてきたが、この数日、製品に疑義が生じた」としてリコールを発表しました。
リコールの対象はおよそ470万台で、メーカーではリコールと返金の手続きを急ぐとともに、ベッドを持っている場合は直ちに使用をやめるよう呼びかけています。