全身の
骨格が
見つかった
恐竜の
化石としては
国内最大の「むかわ
竜」の
骨格を
精密に
復元した
模型が
完成し、
北海道むかわ
町で
報道関係者に
公開されました。むかわ
竜はむかわ
町の
穂別地区で16
年前に
発見されたハドロサウルス
科の
恐竜で、
全身の
骨格の
化石が
見つかったものとしては
国内最大です。
むかわ町は2年がかりで模型の製作に取り組み、むかわ竜の化石から型をとって樹脂で作ったレプリカの骨を組み上げて全身骨格の精密な模型を先月完成させました。
復元した全身の骨格は、頭から尾の先までの長さが8.2メートル、高さ3.6メートルで、海の近くに生息していたと考えられるむかわ竜が砂浜を歩いているような躍動感のある姿になっています。
鼻先や尾の先の部分を除く9割以上は、これまでに見つかった化石から型をとって作ったということです。
北海道大学総合博物館の小林快次教授は「むかわ竜が分かりやすい3次元の形で復元できてうれしい。これがスタートなので、日本だけでなく、世界の専門家と研究を進めていきたい」と話しています。
復元した骨格の模型は、ことし7月から東京の国立科学博物館で開催される「恐竜博2019」で一般公開されます。