東京オリンピック・パラリンピックに
向けて
受動喫煙対策が
進む中、
長崎大学は
今後、
喫煙者を
教職員として
採用しない
方針を
明らかにしました。
これは、
長崎大学の
河野茂学長が19
日の
記者会見で
明らかにしました。
それによりますと、今後、採用する教職員について喫煙者は採用しない方針を決めたということです。
すでに配布している教職員の募集要項には喫煙者を採用しないことを明記していて、面接の時にも喫煙するかどうかを改めて確認することにしているということです。
長崎大学によりますと、喫煙者を教職員として採用しない方針を示したのは全国の大学の中で初めてだということです。
また、現在たばこを吸っている教職員については、来月、学内に無料で受診できる禁煙外来を開設するなど禁煙に向けた支援を行うことにしています。
長崎大学では、喫煙所や灰皿を撤去するなど受動喫煙対策を進めていて、ことし8月には大学の構内を全面的に禁煙にします。
こうした取り組みの結果、去年8月時点での教職員の喫煙率は1割未満にとどまっているということです。
河野学長は「全国的に自治体や企業でも禁煙の動きが進む中、学生を社会に輩出する教育機関として禁煙の取り組みは大学のつとめだと考えている」と話しています。