「いだてん~東京オリムピック噺~」は、日本選手の初めての参加から、昭和39年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本とオリンピックの関わりを、2部構成で描く大河ドラマです。
6月から、東京オリンピックの開催に尽力した水泳指導者、田畑政治が主人公の第2部が始まるのを前に、24日、東京 渋谷のNHK放送センターで、主演の阿部サダヲさんも出席して新たな7人の出演者の発表会見が開かれました。
このうち、1936年のベルリンオリンピックで日本人の女性として初の金メダリストになった水泳選手、前畑秀子の役は上白石萌歌さんが演じることになりました。
上白石さんは、役作りのため撮影の3か月前から筋力トレーニングを始め、7キロ増量したことを明かし、「心も体も前畑さんに近づこうと努力してきました。天性の才能を持った前畑さんの人間臭さも描かれ、すてきな作品になっています」と話しました。
また、1920年代から3つのオリンピックに出場した水泳のスター選手、高石勝男の役を演じる斎藤工さんは、「強いチームワークが生まれてそれが作品を盛り上げるエネルギーになっています。水泳の競技のシーンも迫力あるものになっています」と見どころを語りました。
このほか、日本代表の水泳選手、コーチ、監督の役を、林遣都さん、大東駿介さん、三浦貴大さん、皆川猿時さんらが務めます。
また、前畑秀子が金メダルを獲得したレースで「前畑、ガンバレ!」と熱狂的な実況をした伝説のアナウンサー河西三省の役は、トータス松本さんが演じることになりました。