일본어 뉴스: きょう退位天皇陛下皇居宮中三殿で儀式

きょう退位たいい天皇てんのう陛下へいか皇居こうきょ宮中きゅうちゅう三さん殿どので儀式ぎしき

Apr 30, 2019 11:04

Furigana

30日にちをもって退位たいいする天皇てんのう陛下へいかは午前ごぜん中ちゅう、皇居こうきょの「宮中きゅうちゅう三さん殿どの」で退位たいいの礼れいを行おこなうことを皇室こうしつの祖先そせんや神かみ々に伝つたえる儀式ぎしきに臨のぞまれました。天皇てんのう陛下へいかは30日にち午前ごぜん10時じすぎ、宮中きゅうちゅう三さん殿どのの回廊かいろうに姿すがたを見みせられました。「天てん照あきら大神おおがみ（あまてらす・おおみかみ）」をまつる賢所かしこどころ（かしこどころ）に天皇てんのう陛下へいかが拝礼はいれいして「退位たいいの礼れい」を行おこなうことを伝つたえられる「退位たいい礼れい当日とうじつ賢所かしこどころ大前おおまえ（たいいれいとうじつ・かしこどころおおまえ）の儀ぎ」が始はじまりました。

天皇てんのう陛下へいかは平安へいあん時代じだいから儀式ぎしきでの天皇てんのうの装束しょうぞくとされる「黄櫨染こうろぜん御ご袍ほう（こうろぜんのごほう）」に身みを包つつみ、厳粛げんしゅくな面持おももちで賢所かしこどころに向むかわれました。そして一礼いちれいしてから賢所かしこどころに入はいられました。

賢所かしこどころの中なかで拝礼はいれいし、日本にっぽん古来こらいのことばで記しるした「御ご告文こくぶん（おつげぶみ）」を読み上よみあげて「退位たいいの礼れい」を行おこなうことを伝つたえられたということです。

天皇てんのう陛下へいかは７なな分ふん後ごに賢所かしこどころから出でて、再ふたたび賢所かしこどころに向むかって一礼いちれいしたあと、ゆっくりとした足取あしどりで回廊かいろうを奥おくへと進すすまれました。

このあと天皇てんのう陛下へいかは皇室こうしつの祖先そせんをまつる皇霊こうれい殿どの（こうれいでん）、さらに国内こくないの神かみ々をまつる神殿しんでんでも儀式ぎしきに臨のぞみ、同おなじように拝礼はいれいして「御ご告文こくぶん」を読み上よみあげられたということです。

また皇太子こうたいしさまも装束しょうぞくを着きて出席しゅっせきし、天皇てんのう陛下へいかが拝礼はいれいを終おえられたあと同おなじように拝礼はいれいされたということです。

儀式ぎしきには秋篠宮あきしののみやご夫妻ふさいなどの皇族こうぞく方かたも、宮内庁くないちょうの職員しょくいんなどおよそ50人にんとともに参列さんれつし、天皇てんのう陛下へいかと皇太子こうたいしさまの拝礼はいれいが終おわったあと、宮中きゅうちゅう三さん殿どのの前まえでそれぞれ拝礼はいれいされ、儀式ぎしきは午前ごぜん11時じ16分ふん、１いち時間じかん余あまりで終了しゅうりょうしたということです。

一方いっぽう、皇后こうごうさまと皇太子こうたいし妃ひの雅子まさこさまは、儀式ぎしきが行おこなわれている時間じかん帯たいはお住すまいで静しずかに過すごされたということです。

皇居こうきょでは午後ごご５ご時じから宮殿きゅうでんで202年ねんぶりとなる天皇てんのうの退位たいいの儀式ぎしき、「退位たいい礼れい正殿せいでん（たいいれい・せいでん）の儀ぎ」が行おこなわれます。天皇てんのう陛下へいかは皇后こうごうさまとともに儀式ぎしきに臨のぞみ、国民こくみんへの最後さいごのおことばを述のべられます。

儀式ぎしきのあとも皇族こうぞく方かたなどからあいさつを受うけられ、30日にちの一連いちれんの行事ぎょうじは、午後ごご７なな時半じはんごろまで続つづく予定よていです。

そして、天皇てんのう陛下へいかは、日付ひづけが変かわると同時どうじに皇位こういを退しりぞかれ、皇太子こうたいしさまが新あらたな天皇てんのうとして即位そくいされて時代じだいは平成へいせいから令りょう和わへと変かわります。

きょう退位たいい 天皇てんのう陛下へいか 皇居こうきょ 宮中きゅうちゅう三さん殿どので儀式ぎしき

きょう退位たいい天皇てんのう陛下へいか皇居こうきょ宮中きゅうちゅう三さん殿どので儀式ぎしき